この記事は何?
Raspberry PiやArduinoの価格が高くなっているので、
簡単な事はPICマイコンで処理しようとしました。
しかし、昔購入したPICKit3がなかなか動かせずにLチカまでに
苦労したので、半分は自分用の備忘録として使い方のポイントを書きます。
参考にさせて頂いたURL
開発環境のインストールや初期設定の大部分
長時間ハマリつづけた電源の問題
開発環境のダウンロード
公式サイトから、MPLAB X IDEとC言語のコンパイラをダウンロードしましょう。
コンパイラの方は、使いたいPICマイコンのbit数に合わせて選ぶ必要があります。
古い解説記事では、昔のソフト(MPLAB)が紹介されていると思います。
UIなどが相当変わっているので、惑わされないように注意しましょう。
インストール
指示に従ってインストールすればOKです。
レジストリで設定変更
一番のハマリポイントです。
参考URLの画面を参考に、
EnhancedPowerManagementEnabled
を変更してください。
これが無いと、PICKit3でマイコンと通信しようとしても、
「Connection Failed」となってしまいます。
プロジェクトを作り、コードを記述する。
参考URLと同様の手順で、プロジェクトを作成し、
ソースコードを記述してください。
マイコンの型番を間違えないように注意してください。
PICKit3からの電源供給
二番目のハマリポイントです。
PICマイコンへの書き込み時には、何らかの方法でマイコンへ電力が
供給されている必要があります。
外部の電源回路が無い場合、PICKitから電力を供給することになりますが、
デフォルトでは供給しない設定となっており、変更が必要です。
MPLAB X IDEでプロジェクトのプロパティを開き、
以下の画像の赤丸を参考に、PICKit3⇒Power⇒Voltage Levelの順に
選択して電圧設定をすれば電源供給ができます。
コンパイル⇒書き込み
無事に目的の動作をすればOKです。
「Connection Failed」が出たら、
これまでに記述した事項を確認してください。
それでも出るようならば、マイコンやPICKitの故障を疑うことになります。
最後に
Raspberry PiやArduinoは値段が高くなりましたが、
PICは安くて大量に手に入るので、上手に使い分けていきましょう。