状況と環境
WindowsとArchlinuxをデュアルブートしようと作業中、間違えてEFIパーティションをフォーマットしてしまった。ブートローダーが消えてしまったので当然OSを起動することはできず、しかしWindows内に入っていたデータは残っているはずなのでWindows再インストールは避ける方向で修復をしたい。
インストールメディアを作りたいが肝心のWindowsが眠りから帰ってこないので友達にPCを借りて作成することに。
PC | HP spectre13 x360 (2019) |
起動モード | UEFI |
ディスク | GPT |
Secure Boot | ON |
注意
8GB以上のUSBメモリまたはCD等および、Windowsを使用できるPCが別で必要です。
Windowsインストールディスクの作成
Windowsのインストールメディアを作成します。
ブラウザで"Windows インストールメディア"とかで検索してツールをダウンロードする。
ツールを起動し指示に従いインストールメディアを作成する。
修復作業
インストールメディアをPCに挿して電源を入れる。
- 言語やキーボードの種類を選び次へを押す
- 左下の"コンピュータを修復する"を押す
- "トラブルシューティング"を選択
- "コマンドプロンプト"を選択
コマンドプロンプトにて以下のコマンドを実行する
diskpart
list disk
sel disk ?
?
はlist disk
でディスク番号とサイズ、空き容量などが表示されるのでそこから指定したいディスクを推測し?
と置き換えてください。
list vol
sel vol ?
format fs=fat32 quick
exit
list vol
でボリュームリストを表示し、リストの中からEFIシステムパーティションの番号を?
と置き換えてください。1
format fs=fat32 quick
でEFIシステムパーティションをフォーマットする。
bootrec /RebuildBcd
bootrec /fixmbr
bootrec
コマンドでBCDを再構築する。
bootrec /RebuildBcd
実行時に"ブート一覧に追加しますか?"と聞かれるので"Y"を入力します。
最後に
これで再構築は完了したので、シャットダウンしてインストールメディアを抜き、Windowsが起動すれば成功です。
exit
参考サイト
-
EFIシステムパーティションはファルシステムが
FAT32
であることが特徴である。 ↩