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AWS SAMでサーバーレスアプリケーション!(APIGATEWAY+Lambda(Python))

Last updated at Posted at 2020-01-31

はじめに

ちょっと前に仕事でAWS環境でのAPI構築したときのこと。
興味があったサーバーレスを組むチャンス!と思って喜んでいたんですが、
開発に入るまでに期間があったので、家で試しになんか作りたいなぁ・・・とか、
でも負荷テスト組んだ時に間違ってたくさん課金発生したら怖いなぁ・・・
とか思っていてローカルで組む方法ないかな?と探したら、やっぱりあるみたいでした。

AWS SAM CLIというものでローカル環境でサーバーレスアプリケーション環境が構築できる様子。
AWS Serverless Application Model (SAM) コマンドラインインターフェイス。サーバレスアプリケーションをローカルで構築、テスト、デバッグする

早速ローカルでHelloWorldを実行していじってみます!


1:実施環境

・Windows10 Home
・Docker Toolbox OR Docker for Windows
・Python
・AWS SAM CLI
Surfaceです。


2:構成

ブラウザ→APIGATEWAY→Lambda(Python)


3:環境準備

1.Pythonインストール

https://www.python.org/downloads/
からダウンロードした
python-3.8.1.exe
あたりをインストール。
image.png
赤丸のチェックを入れて、PATHを通しておきましょう。


2.Dockerをインストール

実行にDockerが必要なので、Docker toolboxを入れます!
(※OSがHomeじゃない人はこの項目はDocker for Windowsをを入れるとよいです!こちらもインストーラーだけで行けると思うので簡単です!)

https://github.com/docker/toolbox/releases
から
DockerToolbox-19.03.1.exe
を落としてきてインストール!(exeのバージョンは時期で変わります。)

インストール出来たら
image.png

こんなアイコンがあると思うので、
実行してこんなターミナルが開けばインストールOKです!
image.png

3.samをインストール

コマンドをたたいてインストールすることができるので、
コマンドから入れちゃいましょう!
PowerShellを開いて、以下をたたきます。

pip install aws-sam-cli

すると勝手にダウンロードが始まり、インストール完了です!
そしたら以下のコマンドをたたいて確認してみてください。

PS C:\> sam --version
SAM CLI, version 0.40.0

こんな感じでバージョンが出たらOKです!


4:サンプル実行

1.サンプルのHelloWorldをインストール

適当なフォルダにサンプルアプリケーションを入れてみましょう。

mkdir C:\Users\ユーザ名\samtest
cd C:\Users\ユーザ名\samtest

こんな感じでフォルダを作って移動します。(ユーザ名はログインユーザ名で)
そしたら

sam init --runtime python3.7

を実行。

image.png
こんな表示が出てきたら、
1を押し、

Project name [sam-app]:

はそのままエンター

image.png
その次はまた1で
image.png
これでインストール完了です!

さっきのフォルダの中に
sam-app
フォルダが作成されて、中にサンプルファイルが作成されています。
↓ツリー表示

└─sam-app
    │  .gitignore
    │  README.md
    │  template.yaml
    │
    ├─events
    │      event.json
    │
    ├─hello_world
    │      app.py
    │      requirements.txt
    │      __init__.py
    │
    └─tests
        └─unit
                test_handler.py
                __init__.py

2.テスト実行

インストールができていることを確認したらテスト実行してみましょう。

cd sam-app
python -m pip install --upgrade pip
pip install pytest pytest-mock --user
python -m pytest tests/ -v

2行目でpipをアップデートし、
3行目でテストをインストール
4行目でテスト実行しています。
image.png
こんな感じでテストが通るかなと思います!


3.ビルド

ビルドしてプログラムを実行できるようにします!

sam build --use-container

image.png
ビルドするとHelloWorldFunctionが定義されて実行できるようになります!


4.API実行

APIをローカルで実行して、ブラウザからアクセスしてプログラムが実行されるようにします!

sam local start-api

image.png
こんな感じの表示が出るので

http://127.0.0.1:3000/hello

にアクセスすればいいのが分かります!


5.アクセス!

http://127.0.0.1:3000/hello

にアクセスしてみましょう。
最初の一回は時間かかるかもしれないです。

image.png
こんな表示が出ていたらOKです!


EX:手を加えてみる

このままだと、ただサンプルプログラムを実行しただけで、
何が動いているのかわからないと思うので、ちょっとだけいじって再実行します!


1.プログラム修正

いったん先ほどのAPIを止めます!

Ctrlキー+Cキー

キーボードで押下して止めましょう。

そしたら
hello_worldフォルダ内の
app.pyを編集します!(テキストエディタ等で編集してください)
image.png
このファイルが実際の処理部分になります。

import json

# import requests


def lambda_handler(event, context):
    """Sample pure Lambda function

    Parameters
    ----------
    event: dict, required
        API Gateway Lambda Proxy Input Format

        Event doc: https://docs.aws.amazon.com/apigateway/latest/developerguide/set-up-lambda-proxy-integrations.html#api-gateway-simple-proxy-for-lambda-input-format

    context: object, required
        Lambda Context runtime methods and attributes

        Context doc: https://docs.aws.amazon.com/lambda/latest/dg/python-context-object.html

    Returns
    ------
    API Gateway Lambda Proxy Output Format: dict

        Return doc: https://docs.aws.amazon.com/apigateway/latest/developerguide/set-up-lambda-proxy-integrations.html
    """

    # try:
    #     ip = requests.get("http://checkip.amazonaws.com/")
    # except requests.RequestException as e:
    #     # Send some context about this error to Lambda Logs
    #     print(e)

    #     raise e

    #追記
    Dataout = [{'データ1': 'はろー','データ2': 'おやすみ' , 'cd':'Z01'}]

    return {
        "statusCode": 200,
        "body": json.dumps({
            #書き換え "message": "hello world",
            "message": Dataout,
            # "location": ip.text.replace("\n", "")
        }),
    }

Dataoutの変数の追記と
message出力を置き換えました。
保存してください!


2.再ビルド&API実行

もう一度ビルドして、APIを実行します。

sam build --use-container
sam local start-api

3.再アクセス

実行できたら再度アクセスしてみましょう。

http://127.0.0.1:3000/hello

こんな結果が返ってきていると思います。

{"message": [{"\u30c7\u30fc\u30bf1": "\u306f\u308d\u30fc", "\u30c7\u30fc\u30bf2": "\u304a\u3084\u3059\u307f", "\uff43\uff44": "Z01"}]}

返ってきた文字列を下のようなサービスでデコードしてみましょう。
http://dev.digitra.net/tools/jsonfairing.php
image.png
こんな結果が返ってきていれば成功です!

以上でHelloWorldの実行と、ちょっと変更ができました!
次は今回作ったものにDynamoDBをつなげてみたいと思います!

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