はじめに
いままでnodist
でnodejsのバージョン管理をしていましたが、どこか使いづらさを感じていました。
nodist
の最終バージョンはここ2年間の更新がされておらず2019年です。
このまま使い続けるには一抹の不安があるので、この際、Volta
に乗り換えるために手順をこちらにまとめておこうと思います。
Nodistのアンインストール
いままで使っていたNodistを削除します。意外としつこく残り続けるのでここでしっかり削除しましょう。
Nodist以外のツールを使用している方もここでしっかり削除します。
1. コントロールパネルからアンインストール
コントロールパネルからNodist
を探しアンインストールします。
OSの再起動を求められた場合は再起動を行います。
2. Nodistフォルダを削除
コントロールパネルからNodist
を削除してもNodistのインストール先のフォルダは残ってままになっています。
グローバルインストールしたものなどはここに残ったままなのでフォルダごと削除します。
3. npm-cacheフォルダの削除
npmのキャッシュフォルダを削除します。
npm-cacheフォルダは以下に格納されているので探して削除してください。
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\npm-cache
AppData
フォルダは隠しフォルダになっているので注意してください。
4. 環境変数の削除
環境変数が設定されているとおもいますので削除します。
Windowsキー + R
を押下してファイル名を指定して実行
を開きます。
sysdm.cpl
と入力して、システムのプロパティ画面を開き、設定タブから環境変数を押下します。
環境変数画面からNodist関連の環境変数を削除します。
これでNodistの削除は完了です。
Voltaをインストール
MacOS
curl https://get.volta.sh | bash
Windows
公式サイトからインストーラをダウンロードしてください。
詳細については公式サイトを確認するのが一番信用できるので説明は省きます。
Voltaの使い方
こちらのコマンドでnodejsがインストールされます。
バージョンは長期サポート(LTS)版。
volta install node
このnodeバージョンにあったnpmも一緒にインストールされるのでわざわざ別途インストールする必要はありません。
あえてインストールする場合はこちら。
volta install npm
バージョンを指定してインストールする場合はこちらのコマンドを実行します。
volta install node@20
# 最新バージョンをインストールする場合
volta install node@latest
インストールしたnodejsやnpmなどのバージョンを確認する時はこちらのコマンド。
実行できないときは開発者モードで行ってみてください。
volta install all
nodejsのバージョンをプロジェクト固定にするにはこちらのコマンドを実行します。
package.jsonにバージョン情報が記載され管理されます。
volta pin node@20
"volta": {
"node": "20.10.0"
}
voltaはpackage.jsonのnode情報からnpmのバージョンもあったものをインストールしてくれるので、nodeだけ実行します。
npmのバージョンも明示的に記載しておきたい場合はコマンドを実行してください。
まとめ
これでvoltaを使いこなせるはずです!
Happy node life!