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IonicはナビゲーションしてもngOnDestoryが呼ばれない!

Last updated at Posted at 2019-12-05

Ionic Advent Calendar 2019
5日目の記事です。

もともとAngular で開発経験のあった私が、ionicも似たようなもんやろ!と思ってろくにドキュメントも読まずに開発していてハマった、ページのスタックについて書きます。

Ionicは一度表示したページをスタックしている

Ionic では、Angular の<router-outlet />を継承・拡張した<ion-router-outlet />というrouter outletが使われています。これによってAngularのナビゲーションとは異なり、ナビゲーションした後も、ナビゲーションする前のページをDOMに残すスタック方式のルーティングになっています。

以前特定のページにHostlistener でkeydown event を登録していたところ、そのページを表示して以降ずっとそのkeydown event が有効になってしまったことがありました。これはページをスタックしていたために起こっていたようです。

スタックされると何が変わる?

この記事のタイトルにもあるように、コンポーネントが破棄されないので、AngularのライフサイクルメソッドであるngOnInitは最初に呼ばれたときだけ、ngOnDestoryはスタックから破棄されるときだけ呼ばれます。

なのでAngularでよくやる、ngOnInitでObservableをsubscribeしてngOnDestoryでunsubscribeするみたいなコードを書くと、一度表示されたらそれ以降スタックから破棄されるまでsubscribeし続けてしまいます。

スタックを消したいとき

ユーザーがログアウトした後など、今までのスタックを全部消して新しく始めたい場合は、下記2つの方法で実現できます。

  • template側: routerLinkのプロパティrouterDirection="root" を併記する
  • ts側: ionic-angular のNavController.navigateRoot() を使う

Hostlistener はどうすればよかったか

Hostlistenerでイベントを登録するとコンポーネントが破棄されない限り登録を解除できないので、コンポーネントにisDisplayみたいなプロパティを持ってIonicのライフサイクルメソッドで更新、HostlistenerにisDisplayのガード節を追加すればよかったと感じています。

まとめ: 素直にIonicのライフサイクルメソッドを使おう

色々試してみたところIonicのスタックは、IonicがよしなにPushしたりPopしたりしてくれる様でOnInitやOnDestoryがいつ呼ばれているかイマイチ分かりづらいので、OnInitやOnDestoryは使わずにIonicのライフサイクルメソッドを使った方が良さそうです。

もともとAngularを使っている人がIonicを使ったときのつまづきポイントである、ページのスタックについてでした!

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