本書では、React の基本的な概念について学びます。その後、バックエンド API に依存するシンプルな Q&A (質疑応答)アプリを作成しながら、React の機能を見ていきます。必要であれば、この GitHub リポジトリをチェックして本書に対応するコードを確認してください。お楽しみください!
本書は次のセクションに分かれています。
前提条件
強制ではありませんが、React アプリのチュートリアルに入る前に、JavaScript、HTML、および CSS について少し学びましょう。これらテクノロジーの経験がなければ、本書の手順に簡単に従うことができないかもしれませんので、まずこれらについて学ばれることをお勧めします。Web 開発の経験がある方は、このまま本書をお楽しくください。
開発マシンには Node.js および NPM がインストールされている必要があります。これらツールがまだない場合は、公式ドキュメントに記載された手順に従って Node.js をインストールしてください。NPM(Node Package Manager)にはデフォルトの Node.js がインストールされています。
最後に、端末のオペレーションシステムにアクセスする必要があります。MacOS または Linux をご利用の方は大丈夫です。Windows でご使用の方は、おそらく問題なく PowerShell をご利用できるでしょう。
React の紹介
React は Facebook が シングルページ アプリケーション(SPA) の開発を容易にするために作成した JavaScript ライブラリです。Facebook は React がオープン ソースしアナウンスしたので、このライブラリは世界中で大変人気になり、開発者のコミュニティでも大量の導入が増えました。今日、Facebook がまだ主に維持していますが、その他大企業(Airbnb、Auth0、および Netflix など)がこのライブラリを取り入れて自社製品を構築するのに使用しています。このページには、React を使用する 100 社以上の企業リストが記載されています。
本章では、React でアプリの開発をしながら、留意すべき重要な基本概念について学びます。ただし、今回の目標はこれらトピックについて完全に説明することではないことをご了承ください。ここでの目標は初めての React アプリケーションを作るときに、内容が理解できるように十分なコンテキストを与えることです。
各トピックの詳細については、公式 React ドキュメントをご覧ください。
(つづく)
この続きは、以下のAuth0ブログで解説しております。
Reactチュートリアル:初めてのアプリを作成して安全にする
Auth0 統合認証プラットフォーム
Auth0はWebアプリやモバイル、APIなどに対して認証・認可のサービスをクラウドで提供している、いわゆるIDaaS (Identity as a Service)ベンダーです。企業がもつWebアプリケーションやAPI, Native Mobile Appなどでユーザー認証や認可、セキュリティを組み込みたいけれでも実装が難しい・・・という方にオススメのソリューションを提供しています。
Githubに様々なプラットフォーム用のサンプルソースを公開
Auth0は今回のチュートリアルで使用したサンプルプログラムをはじめ、様々なプラットフォーム・フレームワーク用のサンプルプログラムをGithubに公開しています。今回紹介したReact以外にも多数のフレームワーク用のソースを公開していますので、お試ししてはいかがでしょうか。
Githubリポジトリ - Auth0
実際にAuth0を利用するには
Auth0のサービスは契約をしなくとも無償で評価(フリートライアル:22日間)をすることができます。フリートライアルは、Auth0のホームページにアクセスし、画面右上のをクリックするとトライアル登録が行うことができます。ユーザー登録にはGitgubやGoogle, Microsoftアカウントを使用してサインアップすることできますので、試してみてはいかがでしょうか?