Oracle Databaseバックアップ方針検討
以下ASMディスクグループ構成を前提にストレージバックアップやファイルバックアップをどのように実施すべきか検証する。
※各ASMディスクグループ単位でバックアップ・リストアができるものとする。
※ASM/DBSPFILEと制御ファイルは個別にファイルバックアップ。
※ファイルバックアップとストレージバックアップいずれからも戻せれば、DG再作成&ファイルバックアップを選択する。
ASM DG00 ASMSPファイル格納
ASM DG01 制御ファイル・オンラインREDOログ①系格納
ASM DG02 制御ファイル・オンラインREDOログ②系格納
ASM DG03 表領域、DBSPFILE格納
ASM DG04 アーカイブREDOファイル格納
単一障害時の復旧方法
NO. | 障害部位 | 復旧方法 |
---|---|---|
① | DG00 | DG再作成。ASMSPファイルをファイルバックアップからリストアして復旧 |
② | DG01 | DG再作成。冗長化しているDG(DG02)から制御ファイル、オンラインREDOログを戻して復旧 |
③ | DG02 | DG再作成。冗長化しているDG(DG01)から制御ファイル、オンラインREDOログを戻して復旧 |
④ | DG03 | DGをストレージ機能でリストア実行。必要に応じてロールフォワード |
⑤ | DG04 | DGをストレージ機能でリストア実行。 |
複合障害時の復旧方法
※DG00は他のDG格納コンポーネントと依存関係ないため複合パターンは考えない。
NO. | 障害部位 | 復旧方法 |
---|---|---|
1 | DG01/DG02 | DG01,DG02再作成&制御リストア後、DG03ストレージリストアして不完全リカバリ |
2 | DG01/DG03 | 単一障害時②→④ |
3 | DG01/DG04 | 単一障害時②→⑤ |
4 | DG02/DG03 | 単一障害時③→④ |
5 | DG02/DG04 | 単一障害時③→⑤ |
6 | DG03/DG04 | DG03,04をストレージリストアしてリカバリ |
7 | DG01/DG02/DG03 | DG01,DG02再作成&制御リストア後、DG03ストレージリストアして不完全リカバリ |
8 | DG01/DG02/DG04 | DG01,DG02再作成&制御リストア後、DG03,DG04ストレージリストアして不完全リカバリ |
9 | DG01/DG03/DG04 | 単一障害時②→DG03,DG04をストレージバックアップから戻しリカバリ |
10 | DG02/DG03/DG04 | 単一障害時③→DG03,DG04をストレージバックアップから戻しリカバリ |
11 | DG01/DG02/DG03/DG04 | DG01,DG02再作成&制御リストア後、DG03,DG04ストレージリストアして不完全リカバリ |