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先輩に言われて印象に残っている言葉たち

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はじめに

文系未経験でIT業界に入り、パソコンの電源をいれることすら危うかった僕ですが、6~7年経った今でもこの業界でなんとか頑張れているのは最初に入った会社のおかげです。いろんな案件を経験した今思い返しても本当に良い会社でしたし、ITの基礎を叩き込んでくれたことに本当に感謝しています。今回はその会社で先輩から言われて今でも印象に残っている言葉を紹介したいと思います。あくまでこの言葉が自分に合っていたという話です。

「自分がチームに貢献できるものを見つけろ」

新人研修中、プログラムが全く理解できなくて、この業界に入ったのは失敗だったのかと思った時に教育担当に言われました。「極論、コード書けなくてもいいよ。コード書くだけが仕事じゃないし、仕事は1人でやるもんじゃないよ。例えばチームメンバーが疲れた時に肩を揉んでやったりしてチームの生産性が倍になるなら、お前がチームにいる意味がある。コードを書くことで貢献するのか、他で貢献するのか、強みを探していけばいいよ。」みたいなこと言われました。今ではコード書くの好きですが、常駐型のフリーランスをしていることもあり、客先で「自分がここで強みになることはなんだろう」と考えるときにこの言葉を思い返します。

「一緒に最高の仕事をしましょう!って言う人はあんまり信用できない」

社長が話していたことです。「100%の完成度ってのは現実的じゃないので、そこしか見てない人よりも「ほどほどに良い感じになるようやりましょうよ」って言いながら協力したほうが結果的に良いものが出来る」みたいなこと話していました。

「趣味に時間を使いたいので早く帰ります、って人の方が信用できる」

最初に配属された案件の女性リーダーはオフで合唱をやっていて、練習があるので特定の曜日は早あがりしていました。ボロカスだった自分を根気よく育ててくれ、顧客との調整もメンバー管理も上手く、技術もある尊敬できるリーダーでした。評価面談で「趣味を優先して帰るためには、普段からきっちりやることはやる必要がある。仕事がんばります!って口だけ言う人よりも、自分はそういう人と仕事したいので、趣味を楽しんでやることきっちりこなす道を進んでほしいな」と言われて、社会人になったら趣味の創作活動が大きく制限されると不安視していた自分はやる気をもらいました。

「図を書け、図を!」

新人研修中に何度も言われました。目の前の課題をこなすのに必死で、実装イメージが湧いていないのにコードを書こうとして失敗していました。「まず何がやりたいのか、日本語で説明できないのにコードは書けない。頭がごちゃごちゃするなら、まず図を書く。それを見せながら他の人に説明できるようにする。そこまで出来たらあとはコードを書くだけ。」僕は今でもすぐ図を書きます。

「わからないことをわからないって言えるのは良い」

これまた新人研修中、全然プログラムが分からなくて、定時後に教育担当につきっきりで教えてもらっていた時のこと。隣の席に座っていた教育担当の教育担当だったベテランが様子を見て、「教えて欲しいと言えることも、わからないって言えることも、すごく良いねぇ」としみじみ言ったのが妙に耳に残りました。

その他

「仕事なんて出来るフリしてれば出来るようになるよ」
「コミュニケーションが上手く取れるだけで自信持って良い」
「コード書くのが一番好き。ずっとコード書いてたい。」
「わかりやすいドキュメントを書くってのは、ベテランだってめっちゃ難しいこと」

おわり

先輩にとっては特に意図もなかった一言でも、何もわからない新人にとっては数年経っても心に残ったりするんですねぇ。

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