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「基本情報技術者試験」を学習した際の頻出単語や内容まとめ 後編

はじめに

基本情報技術者試験に関連する各分野の重要な単語について解説を行います。この試験は、情報技術の基礎知識及び応用能力を認定するための国家資格です。試験内容は多岐にわたりますが、ここでは特に重要とされるいくつかの単語を選んで解説します。

対象読者

  • 基本情報技術者試験を受講予定の人
  • 基本情報で出題されるワードを理解したい人

記事構成

11~20のChapterにまとめたワードの一覧、解説を記載しています。

参考文献

各分野のワード解説

Chapter11 データベース

DBMSと関係データベース

  • 関係データベースは、表、行、列で出来ている: データは表形式で格納され、各行がレコード、各列が属性を表す。
  • 表を分ける「正規化」という考え方: データの冗長性を排除し、一貫性を保つために表を分割する手法。
  • 関係演算とビュー表: SQLを用いてデータを操作する基本的な演算と、特定のクエリ結果を保存する仮想表。
  • スキーマ: データベースの構造や制約を定義する設計図。

主キーと外部キー

  • 主キーは行を特定する鍵のこと: 各レコードを一意に識別するための列。
  • 外部キーは表と表をつなぐ鍵のこと: 他の表の主キーを参照する列。

正規化

  • 非正規形の表は繰り返し部分を持っている: データの冗長性が高く、整合性が低い状態。
  • 第1正規形の表は繰り返しを除いたカタチ: 繰り返し部分を取り除き、各フィールドに単一の値を持つ。
  • 関数従属と部分関数従属: ある属性の値が他の属性に依存する関係とその部分的な依存関係。
  • 第2正規形の表は部分関数従属している列を切り出したカタチ: 部分関数従属を排除して分割した表。
  • 第3正規形の表は主キー以外の列に関数従属している列を切り出したカタチ: 非キー属性が他の非キー属性に依存しないように分割した表。

SQLでデータベースを操作する

  • SELECT文の基本的な書式: データを選択するための基本的なSQL文。
  • 特定の列を抽出する(射影): 必要な列だけを選び出す操作。
  • 特定の行を抽出する(選択): 条件に合致する行だけを選び出す操作。
  • 条件を組み合わせて抽出する: 複数の条件を使用してデータを絞り込む。
  • 表と表を結合する(結合): 複数の表を関連付けて1つの結果表を作成する操作。
  • データを整列させる: データを特定の順序で並び替える。
  • 関数を使って集計を行う: SUMやCOUNTなどの関数を使用してデータを集計する。
  • データをグループ化する: GROUP BYを使用してデータをグループ化する。
  • グループに条件をつけて絞り込む: HAVING句を使用してグループ化されたデータに条件をつける。

トランザクション管理と排他制御

  • トランザクションとは処理のかたまり: 一連のデータベース操作を一つの単位として扱うこと。
  • 排他制御とはロックする技術: データの整合性を保つために、同時実行アクセスを制限する技術。
  • トランザクションに求められるACID特性: アトミシティ、一貫性、隔離性、耐久性の4つの特性。
  • ストアドプロシージャ: サーバー上で実行されるSQL文の集合をまとめたもの。

データベースの障害管理

  • コミットとロールバック: トランザクションを確定する操作と元に戻す操作。
  • 分散データベースと2相コミット: 分散システムにおけるトランザクションの整合性を保つためのプロトコル。
  • データベースを復旧させるロールフォワード: ログを使ってデータベースを最新の状態に復旧する技術。

Chapter12 ネットワーク

LANとWAN

  • データを運ぶ通信路の方式とWAN通信技術: データ通信のための物理的・論理的な方法と広域ネットワーク技術。
  • LANの接続形態(トポロジー): ネットワークの物理的・論理的接続形態(例:バス型、スター型)。
  • 現在のLANはイーサネットがスタンダード: 最も普及しているLAN技術。
  • イーサネットはCSMA/CD方式でネットワークを監視する: 環境における通信の衝突を避けるためのプロトコル。
  • トークリングとトークンパッシング方式: 環状ネットワーク内でトークンを使ってアクセス権を制御する方式。
  • 線が入らない無線LAN: 無線技術を用いたLAN。
  • クライアントとサーバ: ネットワーク内でサービスを提供する側と利用する側。

プロトコルとパケット

  • プロトコルとOSI参照モデル: 通信手順とその標準的な階層モデル。
  • なぜ「パケット」に分けるのか: データを小さな単位に分割して送信する理由。
  • ネットワークの伝送速度: データ伝送の速度。

ネットワークを構成する装置

  • LANと装置とOSI基本参照モデルの関係: ネットワークデバイスとOSI参照モデルの対応。
  • NIC(Network Interface Card): ネットワーク接続のためのハードウェア。
  • リピータ: 信号を増幅して再送する装置。
  • ブリッジ: ネットワークセグメントを接続する装置。
  • ハブ: 複数のデバイスを接続する装置。
  • ルータ: 異なるネットワークを接続し、パケットを転送する装置。
  • ゲートウェイ: 異なるプロトコルを変換する装置。

データの誤り制御

  • パリティチェック: 単純なエラーチェック方法。
  • 水平垂直パリティチェック: データブロック内の誤り検出方法。
  • CRC(巡回冗長検査): 高度なエラーチェック方法。

TCP/IPを使ったネットワーク

  • TCP/IPの中核プロトコル: インターネットの基盤となるプロトコル群。
  • IPアドレスはネットワークの住所: デバイスを識別するためのユニークなアドレス。
  • グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレス: インターネットで使用するアドレスと内部ネットワークで使用するアドレス。
  • IPアドレスは「ネットワーク部」と「ホスト部」で出来ている: アドレスの構成。
  • IPアドレスのクラス: アドレスの分類方法。
  • ブロードキャスト: 特定のネットワーク内の全デバイスにメッセージを送信する方法。
  • サブネットマスクでネットワークを分割する: ネットワークを小さな部分に分割するための技術。
  • MACアドレスとIPアドレスは何がちがう?: ネットワークデバイスの物理アドレスと論理アドレス。
  • DHCPは自動設定する仕組み: 自動的にIPアドレスを割り当てるプロトコル。
  • NATとIPマスカレード: プライベートネットワークとインターネットの間のアドレス変換。
  • ドメイン名とDNS: 人間に理解しやすいアドレスとそれをIPアドレスに変換するシステム。

ネットワーク上のサービス

  • 代表的なサービスたち: 代表的なネットワークサービスには、Webサービス(HTTP/HTTPS)、ファイル転送サービス(FTP)、電子メールサービス(SMTP、POP3、IMAP)などがある。
  • サービスはポート番号で識別する: 各サービスは特定のポート番号(例:HTTPは80、HTTPSは443)を使用して識別される。

WWW(World Wide Web)

  • Webサーバに、「くれ」と言って表示する: クライアントがWebサーバにHTTPリクエストを送信し、サーバが応答してWebページを提供する。
  • WebページはHTMLで記述する: WebページはHTML(HyperText Markup Language)を用いて作成される。
  • URLはファイルの場所を示すパス: URL(Uniform Resource Locator)は、Web上のリソースの位置を示すアドレス。

電子メール

  • メールアドレスは、名前@住所なり: メールアドレスはユーザー名とドメイン名で構成される(例:user@example.com)。
  • メールの宛先は種類がある: 宛先にはTO(主たる受信者)、CC(カーボンコピー)、BCC(ブラインドカーボンコピー)がある。
  • 電子メールを送信するプロトコル(SMTP): SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)はメールを送信するためのプロトコル。
  • 電子メールを受信するプロトコル(POP): POP(Post Office Protocol)はメールを受信するためのプロトコル。
  • 電子メールを受信するプロトコル(IMAP): IMAP(Internet Message Access Protocol)はメールを受信および管理するためのプロトコル。
  • MIME: MIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)は電子メールでテキスト以外のデータを送信するための標準。
  • 電子メールは文字化け注意!!: 文字コードの違いなどにより、電子メールは文字化けすることがある。

Chapter13 セキュリティ

ネットワークに潜む脅威

  • セキリティマネジメントの3要素: 機密性(Confidentiality)、完全性(Integrity)、可用性(Availability)の3要素。
  • セキュリティポリシ: 組織の情報セキュリティに関する方針や規定。
  • 個人情報保護法とプライバシーマーク: 個人情報の保護を定めた法律と、その適合性を示す認証マーク。

ユーザ認証とアクセス管理

  • ユーザー認証の手法: パスワード認証、二要素認証(2FA)、生体認証など。
  • アクセス権の設定: ユーザーごとにリソースへのアクセス権限を設定する。
  • ソーシャルエンジニアリングに気をつけて: 人的手段で情報を盗む手法(例:フィッシング)。
  • 様々な不正アクセスの手法: SQLインジェクション、クロスサイトスクリプティング(XSS)、ブルートフォース攻撃など。
  • rootkit(ルートキット): システムに侵入して不正なアクセスを隠すためのツール。

コンピュータウイルスの脅威

  • コンピュータウイルスの種類: マルウェア、トロイの木馬、ワーム、ランサムウェアなど。
  • ウイルス対策ソフトと定義ファイル: ウイルス対策ソフトは定義ファイルを使ってウイルスを検出し、駆除する。
  • ビヘイビア法(動的ヒューリスティック法): ウイルスの動作を監視して検出する手法。
  • ウイルスの予防と感染時の対処: 定期的なウイルススキャンと、感染時の隔離や削除の実行。

ネットワークのセキュリティ対策

  • ファイアウォール: ネットワーク間の通信を制御するセキュリティ装置。
  • パケットフィルタリング: 特定のパケットを許可または拒否するフィルタリング技術。
  • アプリケーションゲートウェイ: アプリケーション層で通信を制御するゲートウェイ。
  • ペネトレーションテスト: システムの脆弱性を検出するための侵入テスト。

暗号化技術のディジタル署名

  • 盗聴・改ざん・なりすましの危険: 通信の安全性を脅かすリスク。
  • 暗号化と復号: データを保護するための暗号化と、そのデータを元に戻す復号。
  • 盗聴を防ぐ暗号化(共通鍵暗号方式): 送受信者間で同じ鍵を使用する暗号方式。
  • 盗聴を防ぐ暗号化(公開鍵暗号方式): 公開鍵と秘密鍵を使って暗号化と復号を行う方式。
  • 改ざんを防ぐディジタル署名: データの真正性を確認するための署名。
  • なりすましを防ぐ認証局(CA): デジタル証明書を発行し、信頼性を保証する機関。

Chapter14 システム開発

システムを開発する流れ

  • システム開発の調達を行う: プロジェクトの開始前に必要なリソースを調達する。
  • 開発の大まかな流れと対になる組み合わせ: 要件定義、設計、実装、テスト、運用の一連の流れ。
  • 基本計画(用件定義): システムの要件を明確にする。
  • システム設計: システムの構造と詳細を設計する。
  • プログラミング: 実際にコードを記述する。
  • テスト: システムの動作を確認し、バグを修正する。

システムの開発手法

  • ウォータフォールモデル: 各工程を順次進める開発手法。
  • プロトタイピングモデル: 試作品を作成しながら開発を進める手法。
  • スパイラルモデル: リスク分析を行いながら反復的に開発を進める手法。
  • レビュー: 各工程の成果物を確認・評価するプロセス。
  • CASEツール: ソフトウェア開発を支援するためのツール群。

システムの様々な開発手法

  • RAD(Rapid Application Development): 短期間での開発を重視する手法。
  • アジャイルとXP(eXtreme Programing): 柔軟で迅速な開発を重視する手法。
  • リバースエンジニアリング: 既存のシステムを解析して設計情報を抽出する手法。
  • マッシュアップ: 異なるシステムやサービスを組み合わせて新しいアプリケーションを作成する手法。

業務のモデル化

  • DFD: データの流れを表す図。
  • E-R図: エンティティとその関係を表す図。

ユーザインターフェイス

  • CUIとGUI: キャラクタユーザインターフェイスとグラフィカルユーザインターフェイス。
  • GUIで使われる部品: ボタン、テキストボックス、リストボックスなどのGUIコンポーネント。
  • 画面設計時の留意点: ユーザビリティ、アクセシビリティ、レスポンシブデザインなど。
  • 帳票設計時の留意点: データの見やすさ、印刷のしやすさ、レイアウトの工夫など。

コード設計と入力のチェック

  • コード設計時のポイント: コードは一意性、可読性、管理のしやすさを考慮して設計することが重要です。例えば、識別子や番号を使用する際は、一貫した命名規則を適用することで、混乱を防ぎます。
  • チェックディジッット: データの入力ミスを検出するために追加される数字。例えば、ISBNやクレジットカード番号に使用される。
  • 入力ミスを判定するチェック方法: 例えば、ループバックチェックや桁数の確認など。これにより、入力されたデータが正しい形式かどうかを検証できます。

モジュールの分割

  • モジュールに分ける利点と留意点: 大規模なシステムを管理しやすくするために、機能ごとにモジュールに分割します。これにより、開発とメンテナンスが容易になりますが、モジュール間の依存関係には注意が必要です。
  • モジュールの分割技法: ファンクションポイント分析やクラス図を用いて、システムを機能ごとに分割する技法。
  • モジュールの独立性を測る尺度: モジュールカップリングとコヒージョン。カップリングはモジュール間の依存度を表し、コヒージョンはモジュール内の関連性を表します。

テスト

  • テストの流れ: 要件定義から設計、実装、単体テスト、結合テスト、システムテスト、受入テストの順に進めます。
  • ブラックボックステストとホワイトボックステスト: ブラックボックステストは外部仕様に基づいてテストし、ホワイトボックステストは内部構造に基づいてテストします。
  • テストデータの決めごと: テストデータは現実の使用シナリオを反映するように設計されるべきです。代表的な入力データ、境界値、異常値を含めることが重要です。
  • ホワイトボックステストの網羅基準: ステートメントカバレッジ、ブランチカバレッジ、パスカバレッジなどがあります。
  • トップダウンテストとボトムアップテスト: トップダウンテストは上位モジュールから下位モジュールへ、ボトムアップテストは下位モジュールから上位モジュールへテストを進めます。
  • リグレッションテスト: ソフトウェアの修正や変更が既存の機能に影響を与えないことを確認するテスト。
  • バグ管理図と信頼度成長曲線: バグ管理図は発見されたバグの数と修正状況を示し、信頼度成長曲線はテストの進行に伴うソフトウェアの信頼性の向上を示します。

Chapter15 システム周りの各種マネジメント

プロジェクトマネジメント

  • 作業範囲を把握するためのWBS: 作業分解構造(Work Breakdown Structure)はプロジェクトの全体作業を階層的に分解し、整理する手法。
  • 開発コストの見積り: プロジェクトの予算を決定するために、リソース、時間、費用を評価するプロセス。

スケジュール管理とアローダイアグラム

  • アローダイアグラムの書き方: プロジェクトの活動とその依存関係を視覚的に表現する手法。
  • 全体の日数はどこで見る?: プロジェクト全体のスケジュールを把握するためのクリティカルパスを見ます。
  • 再早結合点時刻と最遅結合点時刻: アローダイアグラムでタスクの最早開始時刻と最遅終了時刻を示す指標。
  • クリティカルパス: プロジェクトを最短で完了するための一連の重要なタスクの経路。

ITサービスマネジメント

  • SLA(Service Level Agreement): サービス提供者と利用者の間で合意されたサービスレベルを定義した契約。
  • サービスサポート: インシデント管理、問題管理、変更管理、リリース管理、構成管理を含むサポート活動。
  • サービスデリバリ: サービスレベル管理、キャパシティ管理、可用性管理、ITサービス継続性管理、財務管理を含む提供活動。
  • ファシリティマネジメント: ITインフラの物理的な環境の管理。

システム監査

  • システム監査人と監査の依頼書、被監査部門の関係: システム監査人は独立した立場でシステムの監査を行い、監査の依頼書は監査の範囲と目的を明示し、被監査部門は監査を受ける部門です。
  • システム監査の手順: 監査の計画、実施、報告、フォローアップのステップ。
  • システムの可監査性: システムが監査を受けるための準備が整っているかどうか。
  • 監査報告とフォローアップ: 監査結果を文書化し、必要な改善措置を追跡するプロセス。

Chapter16 プログラムの作り方

プログラム言語とは

  • 代表的な言語とその特徴: Java、C、Pythonなど、それぞれの特長や用途が異なるプログラミング言語。
  • インタプリンタとコンパイラ: インタプリンタは逐次実行する方式、コンパイラは一括して機械語に変換する方式。

コンパイラ方式でのプログラミング実行手順

  • コンパイラの仕事: ソースコードを機械語に変換するプロセス。
  • リンカの仕事: 複数のオブジェクトファイルを結合し、実行可能ファイルを生成するプロセス。
  • ローダの仕事: 実行可能ファイルをメモリに読み込み、プログラムを実行するプロセス。

構造化プログラミング

  • 制御構造として使う3つのお約束: 逐次構造、選択構造、反復構造の3つの基本構造を使用してプログラムを設計する。

変数は入れ物として使う箱

  • たとえばこんな風に使う箱: 変数はデータを一時的に保存するためのメモリ領域。例えば、整数、文字列、配列など。

アルゴリズムとフローチャート

  • フローチャートで使う記号: プロセス、決定、入力/出力、開始/終了を示す記号。
  • 試しに1から10までの合計を求めてみる: フローチャートを用いて簡単なアルゴリズムを視覚化する例。

データの持ち方

  • 配列: 同じ型のデータを連続的に格納するデータ構造。
  • リスト: データの順序を保持し、動的に要素を追加・削除できるデータ構造。
  • キュー: 先入れ先出し(FIFO)のデータ構造。
  • スタック: 後入れ先出し(LIFO)のデータ構造。

木(ツリー)構造

  • 2分木というデータ構造: 各ノードが最大で2つの子ノードを持つツリー構造。
  • 完全2分木: 全てのレベルでノードが最大数存在する2分木。
  • 2分探索木: 各ノードの左子ノードがそのノードより小さく、右子ノードが大きいという特性を持つツリー。

データを探索させるアルゴリズム

  • 線形探索法: 配列やリストの先頭から順に目的のデータを探す方法。効率はO(n)。
  • 2分探索法: ソートされた配列を半分に分けて目的のデータを探す方法。効率はO(log n)。
  • ハッシュ法: データをキーに基づいて直接アクセスする方法。効率は平均O(1)。
  • 各アルゴリズムにおける探索回数: 線形探索は最悪n回、2分探索は最悪log n回、ハッシュ法は平均1回。

データを整列させるアルゴリズム

  • 基本交換法(バブルソート): 隣り合う要素を比較して並べ替える方法。効率はO(n^2)。
  • 基本選択法(選択ソート): 最小値(または最大値)を選択して並べ替える方法。効率はO(n^2)。
  • 基本挿入法(挿入ソート): 要素を適切な位置に挿入して並べ替える方法。効率はO(n^2)。
  • より高速な整列アルゴリズム: クイックソート(平均O(n log n))、マージソート(O(n log n))、ヒープソート(O(n log n))など。

オーダ記法

  • 各アルゴリズムのオーダ: アルゴリズムの実行時間や空間使用量を表す記法。例として、O(1)は定数時間、O(n)は線形時間、O(n^2)は二乗時間を意味する。

オブジェクト指向プログラミング

  • オブジェクト指向の「カプセル化」とは: データとメソッドを一つの単位(オブジェクト)にまとめ、外部からの直接アクセスを制限すること。
  • クラスとインスタンス: クラスはオブジェクトの設計図、インスタンスはそのクラスから生成された具体的なオブジェクト。
  • クラスには階層構造がある: クラスは継承によって階層構造を形成し、親クラスの特性を子クラスに引き継ぐ。
  • 汎化と特化(is a関係): 一般的な概念(汎化)と具体的な概念(特化)の関係を表す。
  • 集約と分解(part of関係): 部分と全体の関係を表す。
  • 多態性(ポリモーフィズム): 同じ操作が異なるオブジェクトによって異なる動作をする特性。

UML(Unified Modeling Language)

  • UMLのダイアグラム(図): ソフトウェア設計を視覚的に表現するための図。
  • クラス図: クラスの構造と関係を表す図。
  • ユースケース図: システムの機能とその利用者(アクター)を表す図。
  • アクティビティ図: システムの動作やワークフローを表す図。
  • シーケンス図: オブジェクト間の相互作用を時間軸に沿って表す図。

Chapter17 システム構成と故障対策

コンピュータを働かせるカタチのハナシ

  • シンクライアントとピアツーピア: シンクライアントはデータやアプリケーションをサーバーに依存するクライアント。ピアツーピアは各ノードが対等な関係で直接通信するネットワーク。
  • 3層クライアントサーバシステム: プレゼンテーション層、アプリケーション層、データ層の3つの層で構成されるシステム。
  • オンライントランザクション処理とバッチ処理: オンライントランザクション処理はリアルタイムで処理が行われる方式、バッチ処理は一括してデータを処理する方式。

システムの性能指標

  • スループットはシステムの仕事量: 一定時間内に処理できる仕事量。
  • レスポンスタイムとターンアラウンドタイム: レスポンスタイムはシステムが要求に応答するまでの時間、ターンアラウンドタイムはジョブが完了するまでの総時間。

システムを止めない工夫

  • デュアルシステム: 二重化されたシステムで、片方が故障してももう片方が稼働を続ける。
  • デュプレックスシステム: 主系と従系の2つのシステムで構成され、主系が故障した際に従系が代替として稼働する。

システムの信頼性と稼働率

  • RASIS(ラシス): 信頼性、可用性、保守性、完全性、安全性の指標。
  • 平均故障間隔(MTBF:Mean Time Between Failures): システムが故障せずに稼働する平均時間。
  • 平均修理時間(MTTR:Mean Time To Repair): 故障から修理完了までの平均時間。
  • システムの稼働率を考える: 稼働率 = MTBF / (MTBF + MTTR)。
  • 直列につながっているシステムの稼働率: 全体の稼働率は各システムの稼働率の積。
  • 並列につながっているシステムの稼働率: 全体の稼働率は各システムの故障率の積を引いた値。
  • 「故障しても耐える」という考え方: フォールトトレランスの概念。
  • バスタブ曲線: 故障率の時間変化を示す曲線。初期故障期間、偶発故障期間、摩耗故障期間の3つに分けられる。
  • システムに必要なお金の話: コストを含む全体的なシステムの設計と運用の考慮。

転ばぬ先のバックアップ

  • バックアップの方法: フルバックアップ、差分バックアップ、増分バックアップの種類がある。

Chapter18 企業活動と関連法規

企業活動の組織のカタチ

  • 代表的な組織体系: 階層型組織、マトリックス組織、プロジェクト型組織など。
  • CEO: Chief Executive Officer。最高経営責任者。
  • CIO: Chief Information Officer。最高情報責任者。

電子商取引(EC:Electronic Commerce)

  • 取引の形態: B2B、B2C、C2Cなど。
  • EDI(Electronic Data Interchange): 電子データ交換のこと。
  • カードシステム: クレジットカード、デビットカードなどの決済システム。

経営戦略と自社のポジショニング

  • SWOT分析: 強み、弱み、機会、脅威の分析手法。
  • プロダクトポートフォリオマネジメント(PPM:Product Portfolio Management): 事業のバランスを取るための手法。
  • コアコンピタンス: 企業の競争優位性を支える中核的能力。
  • ベンチマーキング: 他社の優れた事例を基に自社の改善を図る手法。

外部企業による労働力の提供

  • 請負: 完成責任を負う契約形態。
  • 派遣: 労働力を提供する契約形態。
  • 指揮命令権: 労働者に対する指示を行う権利。

関連法規のいろいろ

  • 著作権: 著作物の権利保護。
  • 産業財産権: 特許権、実用新案権、意匠権、商標権など。
  • 法人著作権: 企業が持つ著作権。
  • 著作権の帰属先: 著作権が誰に帰属するかの問題。
  • 製造物責任法(PL法): 製造物の欠陥による損害賠償責任。
  • 労働基準法と労働者派遣法: 労働条件の基準と派遣労働の規制。
  • 不正アクセス禁止法: 不正アクセス行為の禁止。
  • 刑法: 犯罪と刑罰を定めた法律。

Chapter19 経営戦略のための業務改善と分析方法

PDCAサイクルとデータ整理技法

  • ブレーンストーミング: アイデアを出し合う手法。
  • バズセッション: グループディスカッションを通じて問題解決を図る手法。
  • KJ法: 川喜田二郎が考案した情報整理法。
  • 決定表(ディジョンテーブル): 条件と行動を表形式で整理する手法。

グラフ

  • レーダーチャート: 複数の項目の評価を視覚化するグラフ。
  • ポートフォリオ図: 投資や事業のバランスを示す図。

QC七つの道具と呼ばれる品質管理手法たち

  • 層別: データをカテゴリに分ける手法。
  • パレート図: 問題の重要度を示すグラフ。
  • 散布図: 二変量の関係を視覚化するグラフ。
  • ヒストグラム: データの分布を示す棒グラフ。
  • 管理図: プロセスの安定性を監視するための図。
  • 特性要因図: 問題の原因を分析する図。
  • チェックシート: データ収集のための表。

Chapter20 財務会計は忘れちゃいけないお金の話

費用と利益

  • 固定費: 変動しない費用。
  • 変動費: 取引量に応じて変動する費用。
  • 損益分岐点: 収益と費用が一致する点。
  • 変動費率: 変動費の売上に対する割合。

在庫の管理

  • 先入先出法: 先に仕入れたものから出庫する方法。
  • 後入先出法: 後に仕入れたものから出庫する方法。

財務諸表は企業のフトコロ具合を示す

  • 貸借対照表: 企業の財政状態を示す表。
  • 損益計算書: 企業の経営成績を示す表。

まとめ

記憶の長期定着、他人へ説明できるようにするためにも、この記事を作成しました。
自分用の復習にも使用しますが、他の方の参考になれば嬉しいです!

前編の記事は下記から参照ください。

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