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NetBSDでごちうさフォントを作る話。

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NetBSD Advent Calendar 2016第一日目は、NetBSDでフォント作成環境をつくってみる話にしようかと思います(あまりNetBSDでてこないかも...)。

環境はNetBSD-7.0-amd64です。

$ uname -a 
NetBSD fontbuild 7.0 NetBSD 7.0 (GENERIC.201509250726Z) amd64

NetBSD上にX環境を構築する話を参照しつつ、X環境を構築してみます。

今回はTwmやWindowMakerではなく、もうちょっとモダンなXfceを使ってみます。
以下の手順でXfeとフォント作成ツールのfontforgeをインストールします。

$ sudo -i pkg_add -v xfce4 xfce4-wm-themes
$ sudo -i pkg_add -v fontforge

今回は以下のような感じの、ごちうさのあんこフォントを作成してみます。

img208.png

おもむろにFontforgeを起動し、フォントグリフを割り当てたい文字を選択します。今回は"@"に割り当ててみます。
あらかじめ用意した画像を"File"-"Import"でとりこみます。これが背景画像になるので、それをなぞる形でフォントを作成してゆきます。

img200.png

フォントを作成する際には、パスの向きに注意する必要があります。以下のような中をくりぬいたような感じのフォントを作成する場合は、外側のパスは「時計回り」、内側のパスは「反時計回り」で書くようにします。

img202.png

デフォルトは時計回りのパスになるので、"Element"-"Counter Clockwise"でパスの方向を逆にします。

img204.png

画像をなぞってこんな感じにフォントグリフを作成します。

img206.png

出来上がったフォントを"File"-"Generate Fonts..."でttfファイルとして書き出します。

img207.png

Webフォントとして使ってみる

作成したフォントをWebフォントとして使用する場合は、以下のようなHTMLを記述します。

    @font-face {
        font-family: 'MyRegular';
        src: url('gochiusa.ttf') format('truetype')
    }
...
<span style="font-family: 'MyRegular';font-size:24px;">@</font>

これで無事に、ごちうさフォントが表示されました。

img208.png

まとめ

一昨年と去年のNetBSD Advent Calendarでは、あまりデスクトップ回りの記事を書かなったなと思ったので、今回はNetBSD+Xfce+Fontforgeでフォントを作成する話を書いてみました。
(そのせいでNetBSDっぽくない感じに...)

明日はryoonさんの記事になります。ぜひお楽しみに!

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