1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

NetBSDAdvent Calendar 2017

Day 2

PomeraのデータにNetBSDからアクセスしてみる。

Posted at

NetBSD Advent Calendar 2017 2日目は、PomeraのデータにNetBSDからアクセスしてみる話をしようと思います。

Pomera DM20

といっても、手元にあるのはPomera DM20という、生産終了している製品なのです...。小型で持ち運びやすく、単四電池2本で駆動するという点が魅力だったのですが、だいぶ酷使してしまったので故障してしまいました。折りたたみ式のキーボードだったので、開閉を繰り返しているうちに内部のケーブルが一部断線してしまったようです。
サポートセンターに問い合わせてたところ、2014年8月にディスコンになっているけど、それから数年くらいは修理対応できますとのことだったので、どうしようか思案中です。

NetBSD的にはPomera DM20ってどう見えるの?

PomeraをUSBでNetBSDに接続すると、デバイスとして dev/sd* として見えます。Pomeraの内蔵メモリと外付けSDカード、それともう一つの領域があるようで、実際には /dev/sd{0..2} のデバイスが一度に生えてくる形になります。
ファイルシステムはFATで、そのまま mount_msdos でmountできます。

NetBSDからファイルを編集する際の注意

ファイルシステムがFATということもあり、ファイルエンコーディングはcp932になっています。Pomera上で作成したファイルだと注意は不要ですが、NetBSD側からファイルを作成するような場合はファイルエンコーディングの変換が必要になります。
(emacsを使っている場合は、エンコーディングが EES(DOS) と表示されていればOKです)

PomeraでMagicPointのスライドを作成する

個人的なPomeraの使用用途としては、通常のメモ作成ということもありますが、MagicPointのスライドを作成するという用途でも使っていました。
ただし、チルダが iconv コマンドでコード変換がエラーに鳴るため、別の文字に置き換えておく等の一手間が必要でした。

応用例

USBで接続すると /dev/sd* として見えるガジェットはたくさんあるので、NetBSD的な操作をユーザに見せないような形にすると、意外と需要はあるのかなとも思います。
ガジェットの製造元が提供する専用アプリはWindowsのみでの動作だったり、古い機種ではアプリのサポートが終了していたりするので、単にファイルシステムの中身を見るだけであれば、例えばNetBSD+Raspberry Pi等でUSBを指したらSamba経由で /dev/sd* が家庭内LANから参照できるといった使い方でも十分な気もします。

まとめ

簡単ではありますが、PomeraをNetBSDから使っていたよという話を書いてみました。
/dev/sd* として扱えれば応用ができそうという話は、具体的な利用シーンを思いつけばNetBSDの組み込み周りに強いという利点を活かせそうな気がしています。

1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?