自己紹介
はじめまして!
fuqda(フクダ)と申します。
普段は都内でEC系のWebアプリを開発するRailsエンジニアをしています。
簡単な自己紹介になりますが、私は新卒で入社したSIerを1年で辞め、
(某ベンチャーでの2ヶ月の無給インターン(!?)を経て)
Railsエンジニアになって1年になるひよっ子プログラマーです!
SIerの1年でJavaをやっていたものの、決してプログラミングのセンスがある方でなく、
むしろ、その当時の上司には 「こんな簡単なことも分からないなんて人間じゃない!」
と言われるような不出来なプログラマーでした。
そんな自分がRubyに出会い、何でRubyのコミュニティを始めることになったのか?という経緯やその中で良かったことやそこで得たコミュニティ運営の知見をこの記事にしたためようと思っております!
きっかけ
現職になって3ヶ月が経つ頃(2018年2月頃)、
かつて転職活動のために通っていたプログラミングスクールで同期だったesumuraさんから八王子方面にプログラミングの勉強会コミュニティを作りたい!という話を聞いて、一緒にやりたいと返事したことがきっかけでした。
東京23区内には地域Rubyコミュニティが沢山あります。
https://github.com/ruby-no-kai/official/wiki/RegionalRubyistMeetUp
その一方、23区外になるとそうではありません。
23区内のコミュニティには敷居が高いと感じている人たちや、
23区外でもRubyが大好きなみんなの居場所を作れたらいいなと思い、
私たちは Tama.rb
を発足しました!
これまで
2018年2月〜現在
Doorkeeperで開いた記念すべき第一回目
https://70c55bb5b3e05e980bde57bfb7.doorkeeper.jp/events/71331
※登録していたクレジットカードの期限切れ通知に気付かずに更新を忘れてしまい、
DoorkeeperにBANされるというトラブルがあり現在はconpassにお引越ししていますw
2018年2月: もくもく会
2018年3月: もくもく会
2018年4月: もくもく会 + Gitlabを読んでみる会
2018年5月: RailsアプリでVue.jsを動かして遊ぶ会
2018年6月: 台風で中止
2018年7月: チェリー本輪読会
2018年8月: チェリー本輪読会
2018年9月: チェリー本輪読会 & LT
2018年10月: チェリー本輪読会 & LT
2018年11月7日: Tama.rb平日版#1 オブジェクト指向設計実践ガイド輪読会
2018年11月21日: チェリー本輪読会 & LT
2018年11月21日: Tama.rb平日版#2 オブジェクト指向設計実践ガイド輪読会
2018年12月5日: Tama.rb平日版#3 オブジェクト指向設計実践ガイド輪読会(開催予定)
2018年12月16日: まったりLT会(開催予定)
具体的に何が良かったの??
①エンジニア仲間が増えた
正直これが一番大きいです。
勉強会に参加するだけでも知り合いは増えるのですが、
その場限りの付き合いになってしまうことって多いです。
その一方、自分が勉強会を主催している側になると、
参加者としての参加するよりも、
来てくださる方にどうやったら楽しんでもらえるかな?と考えるようになります!
その結果なのか、より一人一人とじっくり話したり関わる機会が増えて信頼関係も築けるのかなと思います。
②勉強しなきゃ!という動機付けが出来る
当たり前ですが、主催者のレベルに参加者のレベルも比例します。
自分が提供出来るものをグレードアップしていかなければ、色んな方が来てくださるコミュニティにはなることが出来ません。
先月よりも強くなるぞ!と思って勉強するのも毎月Tama.rbをさせてもらっているおかげです!
③自分を認識してもらう裾野が広がった
「ああ、 Tama.rb
やっている人ね!」って認識してもらえることで、重度の人見知りの自分でもコミュニケーションが取りやすくなりました。
これはコミュ障な自分からするとかなり大きなことなのです!!
④自分の工夫次第でコミュニティを良くしていける
既存のコミュニティを批判するわけではないのですが...
多くは、そのコミュニティ独自のカラーがすでに出来てしまっていて、
新しく入った人が「もっとこうしていけばいいのにな!」って提案することが難しいと思います。
しかし、 私たちは出来立てホヤホヤのベンチャーなコミュニティなので提案と自分の足を動かすことでいくらでも変えていくことが出来ます!
例えば、参加者の方にアンケートを取って、こういうことやってみようかな?ってなることもあります!
試行錯誤しながら全員が楽しんでくれる方法をいくらでも考える事が出来るので、みんなで文化祭を準備するような楽しさがあります!!
逆に難しいと思うところ
①参加人数の設定
これは毎回悩んで決めます。
出来れば多くの方に参加して頂きたいので、毎回人数を増やしていきたいのが正直なところです...
とはいえ、人数が10人以上になると無料で使えて、その人数を収容出来るスペースを探すのは難しいです。現状は、コワーキングスペースや仲良くして頂いているRailsの受託会社であるmofmof.incさんや自社のオフィスを借りて開催しております。
また参加人数が多くなり、企業の執務エリア内の大きなホールなどを使う場合は結構大変です...
企業の執務エリアに入る場合は、セキュリティの都合上、事前に同意書をGoogleフォームなどで用意してイベント参加者に書いてもらう必要があり、別の勉強会でやったことがありますがこれはかなり手間です...
もう一つの問題として、スペースを用意することも大変ですが、人数が多くなると全員と均等にコミュニケーションを取ることが難しいので、参加者同士で仲間になってもらったり絆を深めてもらうことが難しいです...
②毎回何をテーマにするのが良いか悩む
もくもく会?輪読会??LT会???どうするのが良いのか悩みます...
輪読会は一定数の人を集めやすいし、全員均等に勉強になるので、参加頂いた方に好評頂きやすい気がしてます。
とはいえ、本に載っていないようなそこでしか聞けないようなLTをしたり、ハッカソンをやれた方が良いんだろうな!と思い、そこは毎回いまだに葛藤します...
勉強会の開催内容別の傾向まとめ(個人見解)
*もくもく会
主催側でコンテンツを用意する必要がないので、楽だが今ひとつ盛り上がらない印象
*輪読会
本の内容を学習するという明確な目的を持って来るので、グダグダになりにくい
*ハッカソン・手を動かす系
人が集まりやすいし、盛り上がりやすいが用意が大変
③今後どうしていきたいのかを考える必要がある
ただ漫然とコミュニティをやっていくことも出来ますが、明確にこうしたコンセプトでこういったところを目指したいというのが無いと参加してくださる方も自分たちも実りがないと思います。
何をやって何をやらないのか、そういった選択をする必要があるのが難しくもあり面白いところでもあります。
コミュニティ(イベント)運営で大事だと思ったこと
①参加者と継続的にコミュニケーションを取るチャンネルを持つ
これはもはや言うまでもないですが、自分たちのクローズドなチャンネルを持つとコミュニケーションが捗るので重要です!
多くのコミュニティがすでにやっていることですが、私たちもslackのワークスペースを管理してコミュニケーションを図っています!
そのslack上で雑談したり、情報を共有し合うことでコミュニティとしての繋がりが深まるのでこれはマストだと思います。
②開催後には必ずKPTする
開催後には自分を含めた運営メンバーでKPTを行うようにしています!
KPTは仕事やチームでの振り返り用の方法です。
具体的には、Keep(継続したいこと)、Problem(問題だと思われること)、Try(やってみたいこと)をそれぞれ決まった時間内で意見出しして共有し合います。
ここで出たKPTの内容をTrelloで管理して次回の開催に活かすようにしています!
これをしていなかった時に比べて、会の内容が整理されて自分たちのやるべきことも見えて来た気がするので、面倒ですがKPTを行うことをオススメします!
KPTの詳細はこちら
https://kuranuki.sonicgarden.jp/2018/04/kpt-method.html
③TwitterやSNS上で活動を発信していく
エンジニアの方の場合は、ツイッター上にいらっしゃることが多いので、開催の連絡をツイッターを中心に行うようにしています。現状爆発的に人が増えているわけではないので、偉そうなことは言えないのですが、ツイッターきっかけで自分たちを知ってくださったり、話すようになった場合もあるので、コツコツ発信するのは大事だと思いました。
最後に
ダラダラと書いてきましたが、やっぱりコミュニティって良いなと思います!
色んな方の出会いの場所を作れることが嬉しいので、初心者だけど勉強会を開いて良かったです。
最後に宣伝になりますが、Railsエンジニアの方はもちろん、Rubyを勉強中の方でも積極的にご参加お待ちしておりますので、ぜひ私たちの勉強会にいらしてください!
https://tamarb.connpass.com/
Tama.rbのslackのワークスペースはこちらから
https://join.slack.com/t/tamarb/shared_invite/enQtMzg2NTg4NjI3Njg0LTUyNGU3YzE2MGM4YjE4MzJiMGYzMjYyZjRkZTA4YzM5MzJiMWU1YWZmYThhNTdkNjc5NDk0NTllOWEyYWQxZmM