「Windows Subsystem for Linux(WSL)」では、Ubuntu環境が特殊なディレクトリに隠蔽されており、アクセスがしにくかったため、ホームディレクトリを通常使っているWindowsフォルダに変更した際の手順メモ。
WSLのホームディレクトリ用のフォルダをWindows上に作成
私の場合はCドライブ配下に「linux_home」というフォルダを作成した。
Windows上のフォルダがWSL上から見えるか確認
WSL上から、Windows上のCドライブは/mnt/c/でアクセス可能なため、lsコマンドでディレクトリのリストを表示し、「linux_home」が見えるか確認する。
$ ls -la /mnt/c
ホームディレクトリのパスを変更
etc/passwdファイルのホームディレクトリの設定箇所を/mnt/c/linux_homeに変更する。
$ sudo vim /etc/passwd
(↓ユーザ名の行を探し/home/xxxを「/mnt/c/linux_home」に変更)
{ubuntu上のユーザ名}:x:1000:1000:,,,:/mnt/c/linux_home:/bin/bash
WSLをexitして再起動後、変更が反映されているか確認
起動後のディレクトリが/mnt/c/linux_homeになっているかpwdコマンドで確認する。
$ pwd
/mnt/c/linux_home