はじめに
Outlookの予定表からイベントを取得するフローをPowerAutomateで作成したのですが、
自分のプライベートな予定までも取得してしまうため、表題の処理を加えました。
機密度
Outlookの予定が非公開かどうか判定するには「機密度」を使用します。
機密度の種類は以下の4つです。
- normal 標準
- personal 個人用
- private プライベート
- confidencial 社外秘
デフォルトは「normal」で公開スケジュールとして登録されます。
下の画像のように「非公開」として登録すると、機密度は「private」になります。
フロー
以上のことを踏まえてフローを作成します。
予定表からイベントを取得する
まずは「予定表からイベントを取得する」アクションを使って1日のイベントを取得します。
Outlookアクションを使って取得したイベントはUTCになっているので、
開始時刻、終了時刻で検索を絞る際は注意してください。
※この画像の場合、日本時間に直すと9:00~18:00で検索しています
イベントを対象にループ処理を行う
次にループ処理のアクションを追加します。
Outlookから取得した各イベント(value)に対し、「機密度がprivateに等しい」かどうかを判定します。
「はい」の場合は非公開な予定なので後続の処理をスルーし、
「いいえ」の場合のみ処理を実行します。
最後に
私の場合、Outlookに私的な用事も入れてしまう派なので、
この処理を加えて良かったなと思っています。
皆様も利用目的に応じて工夫してみてください。ご参考になれば幸いです。