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CIVIC TECHで創ろう未来の会津!!〜 Mashup Awards Hackathon with Students 会津編〜に行ってきた

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MashupAwards(以下MA)主催の会津ハッカソンにニフティクラウドmobile backend(以下mBaaS)としてAPI提供してきました!

このハッカソンではCIVIC TECH を主軸に据え、身近な地域課題を解決するサービス開発がテーマになっていました。

全体的なまとめはMA公式ブログにて執筆されますので、ここではmBaaSを使ってくれた3作品にフォーカスして紹介していきたいと思います。


作品紹介


さすけね

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サービス概要

除雪が行き届いてない地域を電話(Twilio)を使い見える化するサービス

適切な除雪作業を実現するためのもの

積雪を報告する固定電話番号に電話をかけて、ダイヤルを打ち場所を教え、それを地図に反映します


mBaaS利用のポイント

Twilioを使い電話を受けた後、そのデータをC4SAで受けて、mBaaSにデータを保存。それをnode.jsサーバーで引き出し、クライアント(iPad,Unityアプリ)に表示させるというシステムを組まれていました。

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※システムイメージ

C4SAやnode.jsで組みわせることでmBaaSの不足点をカバーしている点が素晴らしかったです。


感想

「除雪の見える化」により、課題により早く気づける。また、見える化を行う手段をTwilioで行うことで老若男女関係なく使えるものに仕上がっている点がよかったなーと思いました。


War of Snow ~戊辰戦争2.0~

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サービス概要

ゲーミフィケーションを使った除雪活動促進アプリ

除雪が行き届いていない場所を敵軍(雪)に攻められたポイントとして地図上に表示。

ユーザーは(アプリ上で)そこへの援助を宣言し、除雪が終われば経験値を得られます。


mBaaS利用のポイント

敵軍の占領ポイント、ユーザーのステータスなどをmBaaSのデータストアで管理していました。

ユーザーの属性(性別など)とユーザーのステータスを関連オブジェクトでひも付けていたのも一つの特徴だったと思います。

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※システムイメージ


感想

「除雪作業を、ソーシャルゲーム化することで、楽しみながら地域協力を起す」という構想が素晴らしかったです。

ソシャゲ要素が「まわりの人も頑張っているから俺も」という気持ちを引き出すトリガーになるのではないかと思います。積雪のひどい地域という「課題の見える化も大切」だと思いますが、こうした「人の取り組みの見える化」も同じくらい大切なテーマなのではないかと思いました。


Pepperが方言を教えてくれるアプリ

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サービス概要

ペッパーをインターフェースにした、会津弁→標準語変換サービス

地元民と話した観光客がわからない方言をペッパーに尋ね、教えてもらいます。(鶴ヶ城などでの利用を想定)

ペッパーも知らない言葉は、ペッパーが鶴ヶ城内を尋ねながら練り歩き教えてもらいます。ペッパー自身も成長していけるサービスです。


mBaaS利用のポイント

方言と標準語をひも付けた辞書をmBaaS上に保存していました。

ペッパーと会話する際はペッパーは方言だけ引き出しておき、音声認識で尋ねられたワードとの突合をおこないます。突合後、方言にひもづく標準語をmBaaSに問い合わせて標準語を引き出し、利用者に教えます。

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※システムイメージ


感想

ペッパーの知らない単語を追加していく方法が秀逸でした。愛されそうなサービスですね。


ハッカソンの総括

今回は除雪系と観光系でmBaaSが活用されていました。両方の共通点として「除雪されない地域」「観光地」という「地方の中でも非常に限定された地域」の課題を、「情報の共有」で解決していくというものでした。

地域課題という、卑近で小規模かつ重要な問題に取り組む際のデータ共有基盤にOSレベルから用意しなければならないDBはあまりにも大げさなのかもしれません。その代替手段として、API・SDKまで提供されているmBaaSのデータベースが活用されたのだと思います。

地方行政が取り組むよりももう少し小規模な地域課題の解決に-CIVIC TECHに-mBaaSは有効なクラウドサービスなのかもしれません。


個人的な感想

私個人としてはmBaaSの可能性を再度認識したハッカソンでした。

プッシュ通知配信基盤と見られがちなmBaaSですが、今回はデータストアを利用したデータ共有という切り口で使われていたことが非常に新鮮でした。

今後、地域課題などローカルな問題は自治体レベル(よりも小さいレベル?)での解決が求められる時代になるのかもしれません、その時にハードルとなるのがITナレッジの不足なのでしょう。そのハードルを下げるサービスが今後求められていくのだと思います。その候補の一つにmBaaSが挙げられるのではないでしょうか?

mBaaSはいつまでも”m”(mobile)を冠している場合ではないのかもしれません、”C”(CIVIC)といった”m”以外の ジャンルの方々に使ってもらえるように利用のハードルを下げる必要があるのかもしれません。

・・・ということでこのqiitaでのmBaaSTips記事引き続き頑張ろう