🐳 Docker コンテナ、ボリューム、イメージ、ビルダーキャッシュ、ネットワークをすべて削除する手順
Docker では、コンテナ、ボリューム、イメージ、ビルダーキャッシュ、ネットワークが不要に溜まってしまうと、ストレージを圧迫することがあります。本記事では、これらのリソースをすべて削除する手順を紹介します。
🚨 注意事項
- データは完全に削除され、復元できません。
- 必要なデータはバックアップを取っておいてください。
🧼 すべてのリソースを削除する手順
1. 実行中のコンテナをすべて停止する
if [ "$(docker ps -q)" ]; then docker stop $(docker ps -q); fi
- 実行中のコンテナがある場合にのみ、停止します。
2. すべてのコンテナを削除する
if [ "$(docker ps -aq)" ]; then docker rm $(docker ps -aq); fi
- すべてのコンテナが存在する場合にのみ、削除します。
3. すべてのイメージを削除する
if [ "$(docker images -q)" ]; then docker rmi $(docker images -q); fi
-
docker images -qですべてのイメージ ID を取得し、削除します。
4. すべてのボリュームを削除する
docker volume rm $(docker volume ls -q)
-
docker volume ls -qで、すべてのボリューム名を取得します。 -
docker volume rmで、すべてのボリュームを削除します。
5. すべてのビルダーキャッシュを削除する
docker builder prune -f
- Docker ビルダーのキャッシュをすべて削除します。
-
-fオプションで、確認なしで実行します。
6. 使われていないネットワークを削除する
docker network prune -f
- 未使用の Docker ネットワークを削除します。
🧹 まとめてクリーンアップする方法（オプション）
docker system prune --volumes -f
- 使われていないすべてのコンテナ、ネットワーク、ボリューム、イメージを一括削除します。
-
-fオプションを付けると、確認メッセージなしで実行されます。
✅ 削除されたか確認する
docker system df
- Docker のディスク使用状況を確認できます。
- すべてが空であれば、正常に削除されたことを確認できます。
💡 役立つコマンド一覧
| コマンド | 説明 |
|---|---|
docker volume ls |
すべてのボリュームを表示 |
docker volume rm <volume_name> |
特定のボリュームを削除 |
docker volume prune |
使われていないボリュームを削除 |
docker images -q |
すべてのイメージ ID を表示 |
docker rmi <image_id> |
特定のイメージを削除 |
docker system df |
Docker のディスク使用状況を表示 |
docker builder prune -f |
ビルダーキャッシュを削除 |
docker network prune -f |
未使用のネットワークを削除 |
docker system prune --volumes -f |
すべてを一括削除（確認なし） |
これで、不要な Docker リソースを安全に削除することができます。もし質問があれば、お気軽にどうぞ！