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QGISをコマンドプロンプトからインストール

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1.はじめに

ようやく私の地元でもQGISを使いたいという人が出始め、何名かにQGISの導入と使用法についてに講習会を開くことができました。ようやく地方でもキャズムを乗り越え始めたというのが、偽らざる実感です。

そのような中、QGISのインストール用ファイルが「exe」形式から「msi」形式に変更になりました。
以前はファイル上で右クリックして「管理者として実行」を選んでインストールしていましたが、「msi」形式ではこの操作ができません。
はじめて「msi」形式が出てきたときに、単純にダブルクリックでインストールしてみたところ、スタートメニューへの登録漏れが発生しましたので、やはり「管理者として実行」でインストールする方が良さそうです。
そこでコマンドプロンプトを「管理者として実行」で立ち上げ、これを利用してインストールすることを試みたところ、うまくインストールできました。

今後はさらにQGISを教える機会が増えるでしょうから、説明資料として活用できるようにこの記事を作成しました。

2.インストール方法の説明

ダウンロードしたファイルを「QGIS-OSGeo4W-3.22.1-1.msi」、このファイルの置き場所をデスクトップにして作業する例を示します。また、パソコンのユーザー名は「owner」として解説しますので、適宜読み替えてください。

まず「コマンドプロンプト」を立ち上げます。「コマンドプロンプト」は「Windowsシステムツール」の中にあります。
fig01.png
コマンドプロンプトを見つけたら、その上で右クリックします。
展開したメニューの「その他」にマウスオーバーするとさらにメニューが展開しますので、そこから「管理者として実行」を選択します。
fig02.png
画面が暗転して「ユーザーアカウント制御」のダイアログが出てきますので、「はい」ボタンをクリックします。
fig03.png
立ち上がった「コマンドプロンプト」には

cd C:\Users\owner\Desktop

とタイプしてリターンキーを押します。
「cd」は「Change Directory」の略で、ディレクトリの移動を行うコマンドです。最初に申し上げたように、インストール用ファイルをデスクトップに置いているという設定ですので、cdコマンドの後に半角スペースを入れ、その後ろにディレクトリのパスを入力しています。
またディレクトリのパスにある「owner」は、各自のユーザーアカウントを入れ替えてください。
fig04.png
次に実行するファイル名

QGIS-OSGeo4W-3.22.1-1.msi

をタイプします。
fig05.png
リターンキーを押すとインストールのダイアログが起動しますので、後は流れに従ってインストールします。

3.さいごに

FOSS4G 2014 でのテーマが「“初心者”が GIS を使うために必要なこと〜GIS がキャズムを超えるためにはどうすればいいのか〜」でした。
このときの結論は「GISはちょうどキャズムを乗り越えはじめたところ」ということだったと思います。

それから遅れて7年、地方でもGISはキャズムを乗り越えたという印象があります。
来年はこの記事を活用して、地元での入門者を増やしていきたいと思います。

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