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HTTPメソッド(CRUD)についてまとめた

Last updated at Posted at 2017-02-23

曖昧だったHTTPメソッド(CRUD)についてまとめた。

HTTPメソッドの種類は8つ

HTTPメソッドは、クライアントが行いたい処理をサーバに伝えるという役割があるが
メソッドはたったの8つだけ。しかもメインで使うのは5つか6つ!

メソッド 意味
GET リソースの取得
POST  子リソースの作成、リソースへのデータ追加、その他処理
PUT リソースの更新、リソースの作成
DELETE リソースの削除
HEAD リソースのヘッダ (メタデータの取得)
OPTIONS リソースがサポートしているメソッドの取得
TRACE プロキシ動作の確認
CONNECT プロキシ動作のトンネル接続への変更

#CRUD
CRUDはCreate, Read, Update, Deleteのこと。
HTTPメソッドのうちGET、POST、PUT、DELETEは「CRUD」を満たす

CURD名 意味 メソッド
Create 作成 POST/PUT
Read 読み込み GET
Update 更新 PUT
Delete 削除 DELETE

というわけで、CRUDを満たす4つのメソッドについてまとめてみたよー

#1. GET -> リソースの取得
指定したURIの情報を取得するメソッド。
利用頻度はおそらく最も高く、Webページ、画像、映像、フィードの取得などがこれに当たる。

Request.
GET /list HTTP/1.1
Host: example.jp
Response.
HTTP/1.1 200 OK
Content-Type: application/json
[
  {"uri": "http://example.jp/list/item1"}
]

このとき、リクエストは[http://example.jp/list] に対するGETだと言える。
リクエストに対して、サーバは指定されたURIに対応するデータをレスポンスとして返す。

#2. POST -> リソースの作成、追加
GETに次いで利用頻度が高い!
3つの役割があるよー

##( i ) 子リソースの作成

POSTの代表的な機能で、あるリソースに対する子リソースを作成することができる。
ブログ記事の投稿などで使われる。

Request.
POST /list HTTP/1.1
Content-Type: text/plain; charset=utf-8

Qiitaでの初投稿!
Response.
HTTP/1.1 201 Created
Content-Type: text/plain; charset=utf-8
Location: http://example.jp/list/item5

Qiitaでの初投稿!

このリクエストは [http://example.jp/list] に対して、新しい子リソースを作るようにPOSTで指示している。
レスポンスでは[201 Created]というステータスコードが返ってきており、新しいリソースが生成されたことが分かる。

##( ii ) リソースへのデータの追加

子リソース作成ほどメインで使わないが、既存リソースへのデータの追加もできる。
GETしたリソースに対して...

Request.
POST /log HTTP/1.1
Host: example.jp

2017-02-24T10:13:00Z, GET /log, 200
Response.
HTTP/1.1 200 OK

このときレスポンスは[200 OK]が返ってくる。
これはリクエストが新規リソースの作成ではなく、データの追加を意味しているため。

##( iii ) ほかのメソッドでは対応できない処理

POSTの3つ目の機能は、ほかのメソッドでは対応できない処理の実行。
例として、検索結果を表示するURIが挙げられる。

http://example.jp/search?q={検索キーワード}

通常はこのURIをGETできるが、検索キーワードがとてもながーい場合、URIにキーワードを入れてGETする方式は使えない。これはURIを実装する上で、2000文字の制限があるため。
こういうときにPOSTを使う。

Request.
POST /search HTTP/1.1
Content-Type: application/x-www-form-urlencoded

q=very+long+keyword+foo+bar+...+....

GETがキーワードをURIに含めるのに対して、POSTはリクエストボディに入れることができる。そのため、どんなにながーいキーワードにも対応できる。素晴らしい。

#3. PUT -> リソースの更新、作成
2つの機能を持っているよ

##( i ) リソースの更新
リソースを更新する前にまずGETするよー

Request.
GET /list/item5 HTTP/1.1
Host: example.jp
Response.
HTTP/1.1 200 OK
Content-Type: text/plain; charset=utf-8

Qiita初投稿!

PUTを使って「Qiita初投稿!」から「実は2回目!」に更新していくと...

Request.
PUT /list/item5 HTTP/1.1
Host: example.jp

実は2回目!
Response.
HTTP/1.1 200 OK
Content-Type: text/plain; charset=utf-8

実は2回目!

これで更新完了!

( ii ) リソースの作成

POSTでもできるリソースの作成がPUTでもできる。
例えば [http://example.jp/newitem] がまだ存在しないとする。
このとき、

Request.
PUT /newitem HTTP/1.1
Host: example.jp
Content-Type: text/plain; charset=utf-8

新しいリソース/newitemの内容
Response.
HTTP/1.1 201 Created
Content-Type: text/plain; charset=utf-8

新しいリソース/newitemの内容

このとき、PUTは存在しないURIへのリクエストとなるため、サーバは新しくリソースを作成すると解釈する。
そして、リクエストが成功すると[201 Created]を返す。
/newitemが存在していた場合は、ただの更新処理になる。

#4. DELETE -> リソースの削除
DELETEは言葉のまんま、リソースを削除するメソッド

Request.
DELETE /list/item2 HTTP/1.1
Host: example.jp
Response.
HTTP/1.1 200 OK

一般的に、DELETEのレスポンスはボディを持たない。そのためレスポンスのステータスコードにはボディがないという意味で、[204 No Content]が使われる場合もある。

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