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IBM Cloudの試用

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IBM Cloudに無料アカウントができたと聞いて、早速使ってみることにした。

IBMのサイトにおいても、ライト・アカウントと書かれていたり、標準アカウントと書かれていたりで、正直なところ、メールアドレスと姓名と電話番号を登録して作成したアカウントが権限も含めてどうなっているのか分かりづらい。

さて、Bluemixに関して検索すると、いろいろな情報が得られるのだけれど、2016年頃の情報がすでに古くなっているようで、正直なところ、アカウント作成後は何から始めたらよいのか、イマイチ分かりづらい。

ということで、2017年11月時点での、自分用の備忘録も兼ねて。

アカウント作成

IBM Cloudの試用のWebページを開いて、ライト・アカウントを今すぐ登録というリンクを開くと、登録画面になる。

この画面では、メールアドレス(IBM IDになる)と、姓名とパスワード、国、電話番号を登録する。会社名の入力欄もあるが、それは任意だ。

最後に「アカウント作成」のボタンを押すと、登録したメールアドレス宛に確認メールが届くので、そのメールに書いてあるURLにアクセスすることで、アカウントがアクティベートされる。

このプロセスには、特に何の疑問もない。

ダッシュボード

初めてログインすると、ダッシュボードの画面になる。

組織とスペース

IBM Cloud(Bluemix)は、PaaSなので、クラウド上に自分用の環境が作成されるのだけれど、その際の「組織」「スペース」などを聞かれる画面に飛ばされるときもあるし、自動で「米国南部」にIBM IDと同じ名前の「組織」が作成されて、その下に「dev」というスペースが作成される場合もある。

自分で組織の設定をすることを求められた場合は、「組織?スペース?なんのこっちゃ?」と思ったりもするけれど、組織名もスペース名もサジェストされるので、IBM Cloudと同じ組織名でtestとかdevとかいう名前のスペースを作ることになると思う。

カタログ

では、Cloud上に作成する自分のアプリケーション用のプラットフォームを作成することになる。この際には、カタログのページから、テンプレートを選択することになる。
IBMいわく、「30秒で設定完了」とのことだけれど、例えば、Node.jsのカタログを選択したりすると、本当に30秒程度で「Hello World」が表示されるだけのWebアプリケーションが稼働するようになる。

ライト・アカウントの場合は、このカタログで選択可能なテンプレートに制限がある。制限があるが、そもそも無料アカウントで何か試してみようという目的からしたら、十分な種類と量のテンプレートが表示される。

Cloud Foundry Command Line Interfaceの入手

さて、Bluemix環境で何らかのアプリケーションを開発した場合に、Cloud Foundryの配布するソフトウェアを使う必要がある場合がある。

http://docs.cloudfoundry.org/cf-cli/install-go-cli.html によると、Mac版の場合は以下の様にインストールできるようだ。

$ brew tap cloudfoundry/tap
$ brew install cf-cli

bluemix Command Line Interfaceの入手

Bluemix 上のアプリケーションをローカルのマシンで修正して、Bluemixにデプロイするために使うコマンドラインツールとして、Bluemix Command Line Interfaceも必要になる。これは、
https://console.bluemix.net/docs/cli/reference/bluemix_cli/get_started.html#getting-started から、binary形式のものをダウンロードして、インストールする。


チュートリアルの実行

以上の準備ができたところで、ようやくチュートリアルを実行可能になる。
試しに、SDK for Node.JSの入門チュートリアルを実施してみる。

コードのダウンロード

git clone https://github.com/IBM-Bluemix/get-started-node

カレントフォルダに、get-started-node というフォルダができる。

アプリケーションの実行

ローカルの環境で実行してみる。

cd get-started-node
npm install
npm start
open http://localhost:3000/

簡単な、Hello WorldのWeb Applicationが起動することが確認できた。

20171101_01.png

What is your name?に答えると、Hello <名前>と表示してくれる。

アプリケーショのデプロイ

ローカルの環境で動くことが確認できたので、これをBluemix環境にデプロイする。

cf api https://api.ng.bluemix.net
cf login
cf push

cf pushした時に表示されるURLにアクセスすると、先程localhostで動作していたのと同じWeb Application (Hello World)が、Bluemixの環境上で動作していることが分かった。


本日のまとめ

  • IBMのCloud環境が無償化されたのを受けて、アカウントを作成してみた
  • コマンドラインツールなどをインストールして利用環境を作成した
  • Node.jsの入門チュートリアルを実施してみた
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