PMPを受けたので勉強した内容と方法を残します
10月から準備を開始して、先日PMPを受験、無事Passしました。
今まで受けてきた試験より、色々な意味で大変だったので勉強した内容をメモ。
第6版での受験は年末までなので、直接生きることは無いかもですが。。。
前提知識の有無
PMPは受験資格の段階で大卒以上であれば3年以上、高卒/短大卒であれば5年以上のプロジェクトマネジメント経験が必須となっているので、ある意味前提知識はみんな持っている。というところからスタート。
ただ、私あれなんですよね。つまり5年分の履歴用意しました。。。もぅ。。
その他、PMPはアジャイルについて多少触れられていた(7版からはもっとウェイトが増えるっぽい)のですが、スクラムマスター受験したことがあるので、アジャイル系の問題は無勉でオッケーでした。これはラッキー。
教材
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学習時間35時間稼ぐためのeLearning
受験資格には35時間の学習時間が必要なので、受けざるを得なかったやつです。
受講した会社とかは、まぁ宣伝になっちゃうのもあれなので、書きませんが以下3つの観点で学習先を探しました。
・オンライン受講可能(コロナ渦ですし)
・とかく試験対策問題の数が豊富(申し込んだところは1000問以上は用意してくれていたので、ここはよかった)
・受験申請時英作文フォロー付き(個人的に英語が最もハードル高かったので金で解決してしまった。。。) -
参考書
今回は色々買いました。各々書いてある内容というか観点が微妙に違うので、複数冊見て良かったなとは思いました。
・PMBOKガイド第6版(公式からPDFでも落とせるやつです。経費で落とせそうだったので紙にしちゃいました。)
・PMPパーフェクトマスター PMBOK第6版対応
・PMP試験合格虎の巻 第6版対応
・PMBOK(R)ガイド問題集第6版対応 -
Web
割とWebサービス買っちゃう派だったんですが、正直参考書の内容を腹落ちさせるので手一杯で今回はほぼ手を出せず。
心構えというかイズムが書いてあるという話の以下だけは買って読みました。800円。
・note.com PMP試験の合格率を出来るだけ高めるための事前対策・ノウハウ
やったこと
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eLearningを流す
25時間分のPMBOK要点かいつまみ版をサラーっと流しました。
もうこれはただの儀式だったかもしれない。2020/10/3から開始、10/18で受講終了。 -
受験申請
腹を括るために受験申請は早めに出しました。
内容の準備を10月中旬から初めて2週間くらいでPMI側で受験受諾された感じ。
審査には引っ掛かりませんでした。よかったよかった。 -
note.com PMP試験の合格率を出来るだけ高めるための事前対策・ノウハウ を読む
内容がそのまま情報資産なので書けませんが、意識の持っていきどころ。
というか心構え的な意味では割と効果があったかもしれない。 -
PMPパーフェクトマスター PMBOK第6版対応を読む
内容はまんまPMBOKガイドの短縮版みたいな感じ。
短縮版なので、ところどころPMBOKガイドの項番が書いてあって、気になるとこはPMBOKガイドを同時に開きながら読んでました。 -
PMP試験合格虎の巻 第6版対応を読む
こちらはPMBOKガイドそのまま。。。というよりはちょっと解釈をした感じ。
なんとなく誰かのノートを読んでる気持ちにさせられました。
で、この2冊を読んだあたりで手当たり次第覚えていくのはちょっと辛いな。と思い始めました。 -
ノートを作った
私がノートを作って、自分の文章に置き換えて覚える派だったこともあり、プロセス群のIPO(Input/Process/Output)をとりあえず書き出してみました。
書き出す過程で割と気が付くことがあったり、できたものをフィルタしながらInputとOutputの関係を見たりと、割と有効でした。
あと、書いてるとわかるんだけど「プロジェクトマネジメント計画書」「プロジェクト文書」「ツールと技法のデータ分析とかデータ収集とか」このへん。
結局具体的な中身を軽く押さえないと問題読むとき読み違います。
これに気が付けたのも書きだした(なぜ同じ文言をこんなに書かないとダメなのかと思った)効果かもしれません。
ちなみにツールと技法の内容はPMBOKガイドの付録のほうについているので、これを参照してよくわからない手法とかは掘り下げて調べたりしています。
あとは関連する用語とか。
※文章の内容は私なりの意訳とかもあるので、嘘書いてるかもしれません。 -
試験対策問題を解く
PMBOK(R)ガイド問題集第6版対応やeLearningの試験問題等を延々と解きました。
で、わからない単語に出会ったら(問題集により結構出会う。なんぼやっても安心感が無かったのはこの辺が理由。。。)先ほどのノートに追記してました。
結果
試験はテストセンターで受験。240分の200問だったので1問1分ちょい。
そこまでギリギリにならないだろう。と思ってたのですが、存外悩ませられ結局ひととおり回答するのに210分、
怪しいところ見直すのに30分使い切り時間ぴったりくらいまでかかってしまいました。
合否は回答送信直後に表示され、無事合格。
勉強期間とかを振り替えると、約2か月、150~200時間くらいは向き合った気がします。
10月前半~中旬 eLearning、受験申請
10月中旬~11末 参考書査読、ノート作成
12月前半~12末(試験当日まで) 問題を解いてノートを更新
費用的には以下。
一部書籍含めて会社から補助が出たので持ち出しは、1万以下かな。
にしてもこれ自腹では絶対受けない額ですよね。。。
項目 | 金額 |
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eLearning+α(英文補助) | 92,840円 |
PMBOKガイド第6版 | 11,681円 |
PMPパーフェクトマスター | 4,180円 |
PMP試験合格虎の巻 第6版対応 | 3,456円 |
PMBOK(R)ガイド問題集第6版対応 | 1,870円 |
note.com PMP試験の合格率を出来るだけ高めるための事前対策・ノウハウ | 800円 |
PMI入会+受験費用 | 58,910円 |
感想
問題の傾向は名称を選ばせるみたいのはほとんどなく、
「このような場合、最適な行動はどれか」とか「これこれを行った、どのプロセスの話か」とかそういう問題が大半。
PMIが思う良いプロジェクトマネジメントの習慣に基づいて正しく解答せよ。どれもあてはまる場合はより最適なものを選べ。みたいな。
「お前ん中ではな」的なところはちょっと感じましたが、文化的な認識と感情的知性に重きを置いて頑張った結果イケたので、
受験する人はPMIの気持ちになって頑張ってみてください。
第7版になる前に受かって本当によかった。。。
以上。