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CPUとメモリ、スワップの基本が一目でわかる!

Last updated at Posted at 2024-04-07

はじめに

CPUやメモリ、スワップについて整理した備忘録になります。

CPUの役割と性能

  • CPUは、プログラムの命令を解釈し、演算や制御を行う中枢処理装置
  • CPUの性能は、コア数とクロック周波数で決まる
    • コア数が多いほど、同時に複数の処理が可能
    • クロック周波数が高いほど、1秒間の処理速度が速い
指標 性能
コア数 多い ⇒ 高性能
クロック周波数 高い ⇒ 高性能

CPUの性能を分かりやすく例えると

  • クロック周波数は調理の速さ
    • 1分間に何皿の料理を作れるかを表す
  • コア数は調理人の人数
    • 同時に複数の処理ができるので、効率的

CPUの性能向上に関する課題

指標 説明 課題 料理の例
クロック周波数 1秒間に処理できる命令の数 ・高クロック周波数化には高性能な冷却システムが必要
・過剰な高クロック周波数化はCPUの発熱を増大させ、性能低下につながる
・1分間に調理できる調理の速さに相当
・調理の速さを上げるには大型の冷蔵庫や換気扇など、高性能な調理器具が必要
・調理の速さを極端に上げすぎると、調理器具が故障する可能性がある
コア数 CPUに内蔵されているプロセッサーの数 ・コア数が多いほど高性能だが、同じクロック周波数の場合でも約1.5倍の性能差しかない
・コア数の差を埋めるには、クロック周波数を1.5倍にする必要があるが、非常に高い周波数になってしまう
・高クロック周波数を実現するには、高性能な冷却システムが必要となり、コストがかかる
・調理人の人数に相当
・調理人の人数が多いほど、同時に複数の料理を作れるので効率的
・調理人を2倍にしても、料理の完成時間は1.5倍程度しか速くならない
・調理人の人数の差を埋めるには、調理の速さ(クロック周波数)を1.5倍にする必要がある

料理の調理速度を上げたり、調理人の人数を増やすには、高性能な調理器具が必要になります、それを用意するにはコストがかかってしまうという課題です。

メモリの役割

  • メモリは、CPUが直接アクセスできるデータ保存領域
  • プログラムの実行に必要なデータを一時的に保持
  • メモリ容量が大きいほど、より多くのデータを同時に処理可能

スワップの役割

  • メモリ容量が不足した際に、使用頻度の低いデータをHDD/SSDへ一時保存する
  • メモリ不足を回避できるが、アクセス遅延によりシステムパフォーマンスが低下

スワップの課題点

  • HDDやSSDへのアクセス遅延によるパフォーマンス低下
  • ランダムアクセスによる性能劣化

まとめ

以下が実現されることでシステムの処理が実現されます。
・CPUがプログラムの命令を処理
・メモリがプログラムの実行に必要なデータを一時的に保持
・スワップがメモリ不足を補う

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