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音楽サービスエンジニアmeetup Vol.2 開催 + sli.do運用してみたレポート

Last updated at Posted at 2019-06-21

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はじめに

こんにちわ、Wano株式会社のエンジニアの成川と申します。
弊社では、大好評だった前回のイベントに引き続き、今回は株式会社SKIYAKI様と共催で、
今週の水曜日(6/19)にSKIYAKI様オフィスにて、第2回の音楽エンジニアmeetupを主催いたしました。

このイベントの概要は、SKIYAKI様や、Wanoのコーポレートサイトの方でもまとめられると思いますので、
こちらはあくまで僕個人やいちWanoのエンジニア視点でのレポートとなります。

今回は、会場からの質問を匿名で集められるサービスsli.doを使って質問や反応を募集してみましたので、そちらの様子や、良かったこと悪かったことをまとめていきたいと思います。

前回のイベントレポはこちら
エンジニア版のイベントレポはこちら
第2回のイベント詳細はこちら

誰向けのイベントなのか

  • 音楽やそれに付随するカルチャーが好きな方
  • 音楽サービスの裏側のシステムってどうなってるんだろうという方
  • 今まで音楽などの趣味を仕事と別で考えていたけど、カルチャーに関わる仕事がしてみたい方

かく言う私も、金融系の大手SIerから今年2月にWanoにジョインした身。
あの頃の僕なら必ず参加していたであろうイベントです。
エンジニアだけではなく、音楽やカルチャー好き全ての方にオススメのイベントです。

イベントの流れ

  • まずWanoとSKIYAKIの簡単な紹介
  • SKIYAKI x Wano 教えて!中の人:音楽・エンタメサービスの裏側LT大会
    Wano,SKIYAKIそれぞれが事前に質問しあい、その質問事項に答える形で、両社3名ずつがLTを行うと言う形式をとりました
  • 懇親会

まずWanoとSKIYAKIの簡単な紹介

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発表者:N!tta Yukiko a.Oinuma
こちらの詳細に関しては、別の振り返り記事に詳しく書かれると思いますので、割愛させていただきます!

SKIYAKI x Wano 教えて!中の人:音楽・エンタメサービスの裏側LT大会

一人目 Daiki Tanaka  from Wano株式会社 「SKIYAKI →Wano :納品周りあるある 楽曲編」

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彼はTuneCore Japanのシステムを担当しています。

発表概要

  • 楽曲の納品仕様はストア毎に異なる(ファイルのフォーマットから送信プロトコルまで)
  • そのため、システムのソースも似たようなソースがあちらこちらに(継承元のクラスはもはやオーバーライドされまくって痕跡がない)
  • その解決策としてTemplate Method PatternやBuiler Patternを採用している
  • 抜本的解決はGo言語に以降するときになんとかしたい

sli.doのリアクション

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  • エクセル納品だったり、そういったストア間の仕様の違いと果敢に戦っている印象を受けました。
  • 楽曲の被り問題は、CDC / ACRなどを利用し、APIを叩いて完全一致で判定しているそうです。

二人目 t_axxxxxi  from SKIYAKI株式会社 「Wano →SKIYAKI:チーム分割、チーム編成について」

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発表概要

  • SKIYAKIは従業員の100%が音楽好き
  • 80%は音楽経験者
  • チームを細分化し、注力したい新規サービスにリソースが割けるようにしていっている
  • チーム連携と共通基盤となる部分の開発が課題

sli.doのリアクション

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  • 音楽好きしか入社できないの?っと言う質問に対しては、僕に入社したいといってくれればそこで判断しますとのこと
  • やはり何よりもカルチャーフィットを大事にしている印象を受け、うちとの共通点が見えた気がしました
  • 共通基盤開発を誰が担うか問題は、SRE的立場のチームが担っていくのではないかとのこと

三人目 naoto243  from Wano株式会社  「SKIYAKI →Wano:納品周りあるある 映像編」

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資料:納品周りあるある ミュージックビデオ編 - Speaker Deck
彼はVideoKicksのシステムを担当しています。

発表概要

  • 動画の納品も、楽曲同様ストア毎に仕様が異なる
  • 今は、SQS中心に納品システムを構築している
  • これから、AWS Step Functionsを中心に移行していきたい

sli.doのリアクション

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  • Goを言語として選定して良かったことは、後から見返した時の可読性と、チーム間でのレビューのしやすさ
  • Step Functionsへの移行は、チームメンバーの様子を伺いながらとのこと

四人目 doima  from SKIYAKI株式会社 「Wano →SKIYAKI:システムをパートナーと運用する技(電子チケットサービス)」

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発表概要

  • 高額転売対策に、30秒で有効期限が切れるQRコード発行システムを開発した
  • その他にもSMS認証や公式二次流通マーケット
  • チケット販売はインフラであり、感謝されることは少ないが、転売ヤーをリアルに摘発できるのは気持ちがいい
  • みんなで使いやすいチケットを作っていく!

sli.doのリアクション

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  • 30秒QRコードのサーバー負荷に関しては、予想がつくのでそこでサーバーの数を増やす感じで対応できているとのこと
  • 電子チケットの勢いは加速していく
  • 紙で手元にチケット残したいというご要望に関しては、対応を勘案中とのこと
  • このLTの時が一番sli.doの流れが早かった!それだけ皆電子チケットに注目していると言うことですね

五人目 Yohei Watanabe  from Wano株式会社 「SKIYAKI →Wano:コードレビューについて」

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資料:コードレビューの体制を紹介します - Speaker Deck
彼はTuneCore Japanのシステムを担当しています。

発表概要

  • 以前はコードレビューをしていなかったが、導入した
  • 3人単位でレビューを担当している
  • コードの観点はあくまでコードの良し悪し、仕様の話は別にすることで議論の発散を防ぐ

sli.doのリアクション

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  • なぜbitbucketなのかと言う質問に対しては、おそらくカンバンのJiraとの相性かな、真相はわからないとのこと
  • コードレビューにかける時間は?っとの質問に対しては、自社サービスなのでかなりの時間が割ける これがいいところでもあり悪いとこでもあるとのこと
  • コードレビュー以外のセーフティーラインは、CIやここの裁量にはなってしまうとのこと
  • モブプロ やペアプロにおいては、コードレビューを省く発想は今回の発見なので、ぜひ試してみたいとのこと

六人目 nao  from SKIYAKI株式会社 「Wano →SKIYAKI:業界あるある INTRAの話」

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発表概要

  • 社内共通システムとしてINTRAを開発している
  • できることとしては、開発者のタスク管理やKPIの可視化、受発注のフローの可視化及びボトルネックの発見

sli.doのリアクション

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  • システムの属人化の危険性に関しては、複数人で作り、documentを重要視することで対策している
  • 外部サービスとしては、Jiraやsalesforceなどを仕様 全てを社内で作っているわけではない あくまで可視化
  • KPIが全社員参照できる状況というのは素晴らしいなと思いました。

懇親会

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SKIYAKIさんからは、会場の提供だけでなく、フードのご用意をしていただきました!大感謝

前回同様、閉会の2130ギリギリまで皆様わいわい盛り上がっていました!
やはり同じ趣味を持つもの同士だとすぐに打ち解けます。 出会いも提供できる場になっているなと感じました。

meetup全体のsli.doのアナリティックス

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  • 21人がactiveなのは予想以上に多くて嬉しい
  • 色んな忌憚ない意見がたくさん拾えて本当にためになった
  • poll機能で会の後にアンケートも取れるので、今後はそっちも活用していきたい

終わりに

今回も、参加者の方からはこういった切り口のイベントは少ないからありがたいと言うお話をたくさんいただけました。

趣味として分けて考えていたが、カルチャーに携わる働き方もあるなと視野がひろがったと言う話も出てきて、
そういうきっかけのイベントにどんどんなっていければと思います。

また次回以降も開催していければと思っておりますので、ご興味のある方は是非、connpassで
wanoグループのメンバーになって告知を待っていただければと思います。

後は、イベントにslido初めて使ってみたのですが、めちゃくちゃおすすめです。(運用の反省点はたくさんありますが)

ただ一点、pickupしたい質問に星をつけれたりするのですが、その一覧を出すときに時系列がバラバラに出てしまうので、ちょっとあとで振り返りずらいなと思いました。(結局コンチで用意していたboostnoteのメモ書きを使用)
それ以外はアナリティクスまで確認できたりするので、かなり文句のない作りになっていました。

声をあげて質問するってなかなかハードルがあるので、こう言う場を提供するのは非常に大切だと思いました。
後は何と言っても参加型チックになって個人的に楽しい!

ではまた次回、あなたとお会いできるのを楽しみにしております!

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