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Terraform、始めました

Last updated at Posted at 2019-01-28

#0.はじめに

Terraformを触ってEC2インスタンスを構築したので、その備忘録としてき書きました。ドがつくほど初心者なので、間違えていることを言っていたらご指摘ください。
また今回はセットアップ中心なのでGUIの操作も多いですが、今後はどんどんTerraformの本来の力を発揮させていきたいと思います。

#1.Terraformとは

TerraformはHashiCorp社が開発したOSSでインフラの構築を自動化するCIツールです。VirtualBoxにVMを構築する際にその自動化を行うVagrantもHashiCorp社が手がけている。

1-1.何をするのか

インフラの構築や変更、バージョニングを行う際に、処理をコード化して実行するためのツールで、下記のようなメリットがある。

  • コンソール画面からいちいち必要事項をポチポチしなくて済む
  • 同じ構成のリソースを複製する場合に即時行える
  • 履歴が残る(コンソール画面からだと残すのが難しい)

1-2.対象インフラ

まだ試していないけど、次のようなインフラの構築を管理できるらしい(参考)。

  • 仮想マシン
  • ストレージ
  • ネットワーク
  • ロードバランサー
  • DNS
  • データベース
  • SaaS

#2.とりあえず触ってEC2を構築してみる

早く触ってみたいという思いもあり、EC2インスタンス、作成してみました。

###2-1.準備

MacOSでHomebrewが入っていたので、下記コマンドでインストールできました。

brew cask install terraform

###2-2.AWSコンソール側での準備
ざっと下記の手順でAWSコンソール画面側で準備しました。

1.IAM(AWS Identity and Access Management)でユーザー作成
2.作成したユーザーにEC2インスタンスを作成できる権限を付与
3.AWSのCLIをインストールし、アクセスキー等必要な認証情報を保管

#####2-2-1.IAM(AWS Identity and Access Management)でユーザー作成

  • まずIAM管理画面にアクセスします。

図1.png

  • 次にユーザーを作成します。
    図2.png

  • 「プログラムによるアクセス」にチェックをつけて次に進みます(CLIのインストールは後述)
    図3.png

#####2-2-2.作成したユーザーにEC2インスタンスを作成できる権限を付与

  • グループを作成します。

図4.png

  • 作成したグループに権限を付与します。今回はAmazonEC2FullAccessを付与しました。

図5.png

  • あとは作成したユーザーを先ほど作成したグループに帰属させて、ユーザー作成します。作成してから得られたアクセスキーとシークレットアクセスキーはcsv ダウンロードするなどして控えます。

図5.png

#####2-2-3.AWSのCLIをインストールし、アクセスキー等必要な認証情報を保管

  • AWSのCLIインストールはこちらのサイトを参考にしました。下記のコマンドが実行できればOKです。
$ aws --version
aws-cli/1.16.96 Python/2.7.10 Darwin/17.4.0 botocore/1.12.86
  • aws configure でアクセスキーなど先ほど控えたものを記入します。regionはどこでも大丈夫です。東京だったらap-northeast-1。私の場合output formatはjsonにしました。
$ aws configure
AWS Access Key ID:

長くなりましたがこれで準備完了です。

###2-3.EC2インスタンス構築

適当なフォルダを作り、ec2.tfファイルとvariables.tfを編集します。

ec2.tf
resource "aws_instance" "fukkui" {
  count         = 2
  ami           = "ami-0d7ed3ddb85b521a6" # Amazon Linux 2 AMI (HVM), SSD Volume Type
  instance_type = "t2.micro"

  tags {
    Name = "${format("fukkui-%02d", count.index + 1)}"
  }
}

amiのidや、instance_typeはAWSコンソールからEC2のインスタンスを作成する画面で確認できます。コード作成はこちらの記事を参考にしました。

図7.png

variables.tf
provider "aws" {
 region = "ap-northeast-1"
}

書くまでもないですが構成はこんな感じです。

$ tree
.
├── ec2.tf
└── variables.tf

続いてterraform initを実行します。

$ terraform init

・
・
Terraform has been successfully initialized!
・

実行前にterraform planでチェックできます。

$ terraform plan

・
・
Plan: 2 to add, 0 to change, 0 to destroy.
・
・

問題なければ実際にAMIを作成します。

$ terraform apply

・
・
aws_instance.fukkui[0]: Creation complete after 34s (ID: i-0ed880dc87ef1df93)
aws_instance.fukkui[1]: Creation complete after 34s (ID: i-0bbde800bac609a7d)

terraform showでインスタンスの状態を確認できます。


$ terraform show
aws_instance.fukkui.0:
・
・
aws_instance.fukkui.1:
・
・

コンソール画面からもインスタンスが作成できていることがわかります。
図6.png

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