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Gitリポジトリの内容を別のマシンに送る時にgit bundleを使う

Last updated at Posted at 2019-02-28

手元のマシンでgitで管理しているファイルを別のマシンに送りたいと思ったときに、以下の3つが自分の中にはあった。

  • 一旦リモートリポジトリにpushして別マシンからcloneする
  • git reset --hardした後、zip圧縮して送る
  • git clone project-name copy-of-project-nameした後、copy-of-project-nameを圧縮して送る

ただ、どれも微妙な気がしていた。

そこでgit bundleというものを知ったので試した。
ざっくりいえば、gitリポジトリのある範囲の内容を1ファイルにまとめる的な事をやってくれるらしい。

手順

今回はmasterブランチの内容をまとめて持っていく感じで使う。

まず、masterブランチを対象に project-name.bundle というバンドルファイルを作る。

git bundle create project-name.bundle master

これで同ディレクトリにproject-name.bundleというバンドルファイルができあがる。
これをリモートマシンへどうにかして送る。(scpとかftpとかUSBメモリとか)

受け取ったら以下のようにして取り込む。

# バンドルファイルからcloneする
git clone project-name.bundle project-name

# git cloneによりディレクトリが作られるので移動
cd project-name

# HEAD(masterブランチ)をorigin/masterに移動し、ワーキングツリーもreset
git reset --hard origin/master

ちょっと違うのが、git clone直後のHEADは何も指してない状態になっている。つまりワーキングツリーも空っぽの状態になっている。(.gitしかない状態)
なので、git reset --hard origin/masterで無理やりワーキングツリーの状態をorigin/masterの状態にする。なお、origin(リモート)はバンドルファイルを指している。

バンドルファイルの扱いは色々あるみたいで、これで良いのかはわからないけど、多分これが一番楽だと思います。

ただ、ある程度大きいプロジェクトだと辛いかもしれない。そもそも今時のプロジェクトはリモートリポジトリがあるはずですし、わざわざこんな方法は取る必要はないでしょう。

あと言うまでもないですが、信頼できるバンドルファイルに対して使いましょう。

その用途にgitはいらないのでは

「必要なファイルをコピーして送れるなら、わざわざgitを使わなくてもいいのでは」といえばそうなんですが、この方法は以下の点が良いです

  • commitした時点の綺麗な状態を間違いなく作れるのが良い
  • 履歴をさかのぼりたくなる時をカバーできる

逆に、もしここら辺にメリットに感じなかったら、この方法は使わなくてよいと思います。

参考にしました

7.12 Git のさまざまなツール - バンドルファイルの作成

ここではbundle create時にHEADを含めていたが、含めてもcloneした時点でワーキングツリーがmasterの時点になる事はなかった。.git/refs/heads/masterが無いのでそれが原因なような気はする。

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