統計検定 準1級に一度は落ちるも(3点足らず...)、傾向と対策を練って、1回目の試験から10日後の再受験で80点を取得し合格しました。
統計検定準一級、二度目の受験で合格しました!
— 藤原 (@tngyun58541845) April 9, 2023
10日前に受けたときは合格点に3点足らず、悔しい思いをしたので、今回合格できて良かったです😅
2回受験した感覚ですが、ワークブックを中心に勉強した方が良さそうだなと感じました。 pic.twitter.com/IN6sQGCXEH
この記事では、2度の受験を経験した筆者が、感じたこと・気付いたことを皆さんにシェアしようと思います。
皆さんの受験の参考になれば幸いです。
この記事で解説すること
- この記事の執筆時(2023年4月)では、CBTに対応した過去問題集がないため、どのような問題が出題されるのか不安な方が多いと思います。そこで、この記事ではPBTとCBT方式における出題傾向の違いを解説します。
- また、出題傾向に対応したオススメの勉強法を紹介します。
対象とする読者
- 統計検定準1級の勉強を始めたものの、どのように勉強すれば良いかわからない人
- CBT形式での出題形式が分からず、不安な人
筆者のバックグラウンド
- 統計検定 2級 保有
- 理工系の大学院卒
- 大学で、深層学習・機械学習・統計学等を勉強
1度目の受験で不合格に
自分なりにきちんと準備して臨んだ、初めての統計検定準1級でしたが、結果は57点で不合格。体感としては合格点をギリギリ超えられたかなと思っていたので、「不合格」の文字が見えたときは、かなり落ち込みました。悔しすぎて帰りの電車の中で、すぐに10日後の再受験を申し込みました(笑)。
2回目の受験で確実に合格点を取るために、今回の敗因の分析を始めました。
まず、1度目の受験までに行った勉強は以下の通りです。
- 統計学実践ワークブック 2周
- 統計検定 準1級 公式問題集 3周
私はこれらの参考書を、ワークブックで知識や計算方法をインプット、公式問題集でアウトプットをするという感じで使っていました。というのも、過去問をベースにした問題が本番でも出ると思っていたからです。
しかし、実際に試験を受けた感想としては、ワークブックの内容に重点を置いている印象を受けました。具体的には、
- ワークブックの例、例題に類似した問題が出題される
- 例や例題になっていなくても、公式っぽいもの(各種検定手法等)は、自分できちんと計算できるかが問われる
- 用語の定義や意味をきちんと理解しているか問われる
という印象を受けました。もちろん、ワークブックとは出題形式が異なる問題も出題されますが、ひとまず合格点が取れれば良いという人はワークブックを重点的にやった方が良いと思いました。
そこで、2度目の目の受験までの間、次の勉強をしました。
- ワークブックの例・例題を全て解き直す。(メイン)
- 各種用語・統計手法の意味や計算方法を再確認。(おまけ程度)
そして2度目の受験に向かいます。
2度目の受験で合格
2度目の受験ですが、1問目・2問目が難しくて、このとき正直落ちたかと思いました😅。しかし、問題が進むにつれて、見慣れた問題も多くなり、自信を持って回答することができました。結果は80点で合格!合格の喜びと試験から解放される安堵感で一杯でした。
2度目の受験でも、ワークブックをベースとした問題が結構出たので、やはり私の勉強の方向性は間違っていなかったと思いました。
オススメの勉強法
最後に、私の受験体験に基づくオススメの勉強フローを紹介します。
- ワークブックを利用して、知識をインプットする。ちなみに、ワークブックだけでは内容を理解しきれないと思うので、ここでは具体的な資料は示しませんが、適宜、他の参考書やサイトを参照してください。色々な方が紹介してくれています。
- 公式問題集でアウトプットする。本番の試験問題と公式問題集は、問題の雰囲気は異なりますが、アウトプットを通して理解を深める目的で、公式問題集を解くことは必須だと思います。
- 試験直前期は、自分がこれまで得てきた知識を、試験に合格するために特化した知識に変換・調整しましょう。その際、主に基準となるのはワークブックの例・例題にあるような問題を何も見ずに、解けるかどうかです。
最後まで、読んでいただきありがとうございます。皆様が試験に合格できることを祈っています!