はじめに
GX_WORKS3でコンパイルされたコードの確認方法をメーカーに教えて貰ったので紹介します。
1.プロジェクトの照合を行う
- デバッグでシミュレータに書き込んだプロジェクトか保存したプロジェクトファイルが照合相手になります
2.照合結果で~ファイルの行をダブルクリックする
- 照合結果一覧でプログラムファイル、FBファイル等のプログラム関連の~ファイル行をダブルクリックするとコンパイルされたコードで照合結果が表示されます
- 一見、注意事項に「Enter押下~」と記載されている行しか詳細が表示されないように見えますがそうではありません
- プログラムファイルをCSV形式にエクスポートする場合と違い、インラインSTなどもニーモニックに変換されて表示されます
3.表示されたコードの使い道について
1行のインラインSTが数千ステップ消費する等の現象が起きた際にコードの最適化を検討するのに役立ちました。
おわりに
本当は構造体がらみで色々まとめたかったのですが、不思議現象を解析する方法を紹介させて貰いました。
2024/11/10 追記
- GX_Work3 Ver1.110Qでプログラムエディタの右クリックから「変換結果」を表示できるようになりました
- 照合結果から表示されるコードとはアドレス表現などが異なりますが、ステップ数最適化の検討は「変換結果」で表示されるコードでも事足りるケースが多いかと思われます