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MSFCを使用した冗長構成のある複数ノードファイルサーバーの構築

Last updated at Posted at 2020-08-01

ファイルサーバーの問題点

大抵の大企業以外はシングルコントローラーのNASかシングルノードのファイルサーバーを構築しているとは思います。
しかしながら、シングル構成故にメンテナンス性の悪さや耐障害性がないなど、問題点は結構あります。
今回HCI環境にてMSFCを使用した複数ノードのファイルサーバーを構成してみたいと思います。

構成

シンプルな構成にしてみました。
ファイルサーバーにはDiskを2つづつアタッチしています。
image.png

作業ステップ

  1. MSFCのインストール
  2. フェイルオーバークラスタの構成
  3. クォーラムの構成
  4. 記憶域ストレージダイレクトの構成
  5. ファイルサーバーの構成
参考資料

前提条件

  1. ドメインには予め参加した状態とします。
  2. IPv6は無効にします。

MSFCのインストール

  1. 役割と昨日の追加を選択します。

image.png

  1. 次へを選択します。

image.png

  1. 役割ベースまたは機能ベースのインストールを選択して次へを選択します。

image.png

  1. 次へを選択します。

image.png

  1. ファイルサーバーを選択し、ファイルサーバーリソースマネージャーを選択します。

image.png

管理ツールも同時にインストールします。
image.png

  1. 次へを選択します。

image.png

  1. フェイルオーバークラスタリングを選択します。

image.png
同様に管理ツールもインストールします。
image.png

  1. 次へを選択します。

image.png

  1. インストールを選択します。
    image.png

  2. インストールが正常に完了したことを確認して、閉じるを選択します。

  3. 同様の作業をクラスタを組む他のマシンに対しても実行します。

フェイルオーバークラスタの構成

1.フェイルオーバークラスタマネージャーを開きます。
2.構成の検証を選択します。
image.png

3.次へを選択します。
image.png

4.参照を選択します。
image.png

5.クラスタを構成するノードを選択します。
image.png

6.ノードが追加されたことを確認して、次へを選択します。
image.png

7.すべてのテストを実行するを選択して、次へを選択します。
image.png

8.次へを選択します。
image.png

9.テストが完了するまでしばらく待ちます。
image.png

10.検証されたノードを使用してクラスターを今すぐ作成するにチェックを入れ完了を選択します。
image.png

11.次へを選択します。
image.png

12.クラスター名およびクラスターIPを入力して、次へを選択します。
image.png

13.使用可能な記憶域をすべてクラスターに追加するのチェックを外し、次へを選択します。
image.png

14.正常に完了したことを確認して、完了を選択します。
image.png

クォーラムの構成

今回はドメインコントローラーに構成した共有フォルダをクォーラム領域として構成します。
1.操作→その他の操作→クラスタークォーラム設定の構成を選択します。
image.png

2.次へを選択します。
image.png

3.クォーラム監視を選択するを選択します。
image.png

4.ファイル共有監視を構成するを選択します。
image.png

5.ドメインコントローラー一号機に作成したクォーラム用共有フォルダを指定し、次へを選択します。
image.png

6.次へを選択します。
image.png

7.正常に完了したことを確認して、完了を選択します。
image.png

記憶域ストレージダイレクトの構成

1.Powershellを開き以下コマンドを実行して、記憶域ストレージダイレクトを有効化します。

Command
Enable-ClusterS2D

2.Aを入力してEnterを押下します。

Command
警告: 2020/07/30-15:49:04.211 ノード FileServer02: ディスクが要求されていません - 68faefce-d22d-11ea-a816-806
警告: 2020/07/30-15:49:04.212 ノード FileServer01: ディスクが要求されていません - a78fcf7c-d22b-11ea-a816-806

確認
この操作を実行しますか?
ターゲット 'クラスターの記憶域スペース ダイレクトを有効にします' で操作 'FS-CLU' を実行しています。
[Y] はい(Y)  [A] すべて続行(A)  [N] いいえ(N)  [L] すべて無視(L)  [S] 中断(S)  [?] ヘルプ (既定値は "Y"): A

3.フェールオーバークラスタマネージャーにてクラスタープールが追加されていることを確認します。
image.png

ファイルサーバーの構成

1.再びPowershellにて以下コマンドを入力します。
ここの容量がファイルサーバーの容量になります。

Command
New-Volume -FriendlyName "Volume1" -FileSystem ReFS -StoragePoolFriendlyName S2D* -Size 100GB

2.フェールオーバークラスタマネージャーにて記憶域→ディスクを選択し、仮想Diskが正常に作成されていることを確認します。
image.png

3.スタートメニューを右クリックしてディスクの管理を選択します。
image.png

4.作成した仮想ディスクを右クリックにて選択し、ドライブ文字とパスの変更を選択します。
image.png

5.追加を選択します。
image.png

6.任意のドライブレターを選択し、OKを選択します。
image.png

7.対象の仮想ディスクにドライブレターが割り振られたことを確認します。
image.png

8.フェールオーバークラスタマネージャーにて役割を右クリックにて選択し、役割の構成を選択します。
image.png

9.次へを選択します。
image.png

10.ファイルサーバーを選択して、次へを選択します。
image.png

11.汎用ファイルサーバーを選択し、次へを選択します。
image.png

12.クライアントがアクセスするための仮想ホスト名とIPアドレスを入力して次へを選択します。
image.png

13.作成した仮想ディスクを選択し、次へを選択します。
image.png

14.次へを選択します。
image.png

15.作成が正常に完了したことを確認して、完了を選択します。
image.png

共有の開始

1.役割→作成した役割を右クリックにて選択し、ファイル共有の追加を選択します。
image.png

2.ファイル共有のプロファイルを選択し、次へを選択します。
image.png

3.次へを選択します。
image.png

4.共有名を入力し、次へを選択します。
image.png

5.何も変更せず、次へを選択します。
image.png

6.アクセス許可を設定して、次へを選択します。
image.png

7.作成を選択します。
image.png

8.正常に作成されたことを確認して、閉じるを選択します。
image.png

9.以上で構築作業は完了となります。

アクセスの確認

クライアントPCから「\Share」または「\10.0.0.11」でアクセスできることを確認します。

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