検討の背景 トラブルシューティング
RPAは必ずしも開発環境と実行環境が一致しないため、開発環境では動いたが実行環境では動かないというケースが発生し得る。その際にトラブルシューティングとしてエラーログやスクリーンショットは有効である。
ログはOrchestratorに集中管理されるが、スクリーンショットは端末に保存されてしまうことが多い。できればスクリーンショットもOrchestratorで管理したい。
※OrchestratorにUR向けのRecording機能はあるが、今回はARも想定したやり方を紹介
スクリーンショットを取得するアクティビティ
スクリーンショットの取得は「スクリーンショットを取得」を利用する。全画面をスクリーンショットとりたいため、セレクターの設定は行わない。つまり、デフォルトのままでOK。今回はファイル名をデフォルトの "screenshot.png"
のままとする。
Orchestratorのストレージバケットを有効化
Orchestratorのストレージバケットに任意のストレージバケットを追加する。Assetと同様にフォルダ単位に設定が必要である。
今回は sampleBuckets
という名前にした。
WFからストレージバケットをにアップロード
「ストレージ ファイルをアップロード」というアクティビティを使用する。
ストレージバケット名はsampleBuckets
ターゲットはアップロードするファイル名
パスはアップロード元のファイル名
エラー処理の全体像
エラー処理として個別のWFにこれらを利用してもよいが、今回はGlobal Exception Handlerでエラーハンドリングを実施する。
ストレージバケットにさえファイルをアップロードできれば問題ないが、今回はJob情報を含めた実装とした。