はじめに
私は文系から新卒でサーバエンジニアになり、もうすぐ3年になります。
最近、同じく新卒未経験の後輩エンジニアと会話すると「仕事が全然わからない」ということをよく耳にするので、今回は、仕事を進めるうえで最低限押さえておくべきポイントに絞って、まとめていきます。
まずわからない理由は深く考えない
未経験だと、「何がわからないかもわからない…」 「先輩に沢山説明してもらったあとに『なにか質問ある?』と聞かれたけど、全部わからないとは言えない…」 ということがあります。
本来であれば、わからない理由を切り分けて理解を進めていきたい気持ちはあると思いますが、本当に何もわからないのであれば、切り分けることには期待せず、以下を意識しましょう。
意識するポイント
①現場の資料をたくさん見る
②先輩にもたくさん質問する
③あとは「try & error」!
①現場の資料をたくさん見る
現場に入ると最初は設計書や資料をまとめて渡されることが多いと思います。
特に初めての現場だと、見ても本当に何もわからないので投げやりになりそうですが、今後のとっかかり(=わからない理由を切り分ける)材料にもなるので、下記だけは把握しておきましょう。
・自分がいるチームが所管しているシステムを確認する
新人としては、まずは大分類としてシステム名だけ覚えるでも大丈夫です。
そこから中分類、小分類として関連するサーバ名やミドルウェア、ソフトウェア名が出てくるようになると、話の把握がしやすくなります。
・現場の環境を把握する
自システムの確認が終わったら、関連システムや関連チームも確認してみましょう。
現場によっては、なにかしら関連チームへの調整や申請が多いところもあります。
会議などで知らないシステム名やチームの名前を聞いたら、資料を探してみたり、先輩に聞いてみたりしましょう。
あとは気晴らしに一見あまり重要そうでもない「○○ビルの入館ルール」「○○申請方法」「○○利用ガイド」とかをみるのもよいです。
思わぬところで手助けになったり話のネタになったりします。
②先輩にもたくさん質問する
資料を確認の上、不明点は1つずつ先輩に質問してみましょう。
そのうえで大事なことは以下です。
・回答内容がわからなくてもメモはしておく
私の体感では、先輩に質問しても多くは 「なんか思ってた回答と違う…」 「回答の内容もよくわからない…」 ということがあったりします。
特に急ぎの内容や仕事に影響が出ないような質問をしたのであれば、とりあえずその場では回答をメモしておいて、自己学習に戻りましょう。
そのうちなんとなくこんなことを言っていたのかと理解できる日が来ますので、それまではいっぱい知識ととっかかりを増やしましょう。
③あとは「try & error」!
結局触ってみるのが一番早いです。
とはいえ、①や②も後々効いてくるので、しっかり自分から学ぶ意識は忘れないようにしましょう。①や②を繰り返していると、他の現場の方から 「そんなことまで知っているんだ」と思ってもらえます。
またtry & errorは大事なのですが、それと同時に必ず報連相も忘れないようにしましょう。
信頼を得ることも仕事をしていく上では重要だと思います。
さいごに
人によっては「これだけ?」と思われるかもしれませんが、シンプルに学び続けていくことが大事だと思います。
技術的にはまだまだでも、現場を知っていけば仕事は「何とかわかる」ことも多いです。
そうやって時間を積み重ねていくことで、技術も伸びていくと信じています。
私もまだまだ精進中のため、改めて今回のことを意識して頑張ります。