はじめに
以前Oracle APEX23.2/ORDS23.4のインストールメモを記載しましたが、ORDSのディレクトリ構造が以前のバージョンと大きく異なっていましたのでまとめました
ORDS21の場合
構成フォルダのディレクトリ構造
./ords
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+-defaults.xml ・・・ データベース共通の設定
+-url-mapping.xml ・・・ 各DBとURLのマッピング
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+conf/
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+-apex.xml ・・・ 他のDBにマッピングされていないルート(URL)で使用される設定
+-(db-name).xml ・・・ 各DB用の設定
+-(db-name).xml ・・・ 各DB用の設定
- 「defaults.xml」に全てのデータベース共通の設定を記載し、「(db-name).xml」に各DB固有の設定を記載します
- 「url-mapping.xml」に各DBへルーティングするルール(URL)を記載します
(例)
<pool name="db1" base-path="/path1" />
<pool name="db2" base-path="/path2" />
ORDS22以降の場合
構成フォルダのディレクトリ構造
+- global/
+- settings.xml ・・・ ポート番号やルートパスなど
+- databases/
+- default/
+- pool.xml ・・・ 他のDBにマッピングされていないルート(URL)で使用される設定
+- wallet/
+- (pool-name)/
+- pool.xml ・・・ 各DB用の設定
+- wallet/
+- (pool-name)/
+- pool.xml ・・・ 各DB用の設定
+- wallet/
- globalディレクトリには、ORDSインスタンス全体に適用される設定が含まれます
- databasesディレクトリには、データベース・プール構成が含まれます
- (pool-name)/pool.xml にDB固有の設定を記載します
- URLとDBのマッピングは、(pool-name)の名前でマッピングされます。例えば、(pool-name)がdb1だった場合、「http://servername:port/ords/db1 」でアクセスした場合、db1にマッピングされます
- 他のDBにマッピングされていないルート(URL)の場合、defaultが使用されます(旧バージョンのapex.xmlに相当します)