5
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

社内ハッカソンを企画した話

Last updated at Posted at 2024-11-30

これはInfocom Advent Calendar 2024 1日目の記事です。

社内ハッカソンを企画・運営してみた話

こんにちは!今日は、勤め先のインフォコムで社内ハッカソンを企画・運営した話をシェアします。
社内イベントの企画に興味がある方や、ハッカソン運営のアイデアを探している方に少しでも参考になれば幸いです。


企画のスタート:目的と背景(7月)

「チームでモノづくりの楽しさを体験し、新たな発見を得つつ、社内の交流の輪を広げたい!」
そんな思いから、このハッカソン企画は始まりました。

まずは所属部署のマネージャー陣とCTOに相談。皆さん快く賛成してくださったので、無事に企画がスタートしました。ありがたい限りです!


企画設計(8月)

今回のハッカソンは以下のような形で進めました:

  • 運営メンバー:ベテラン、中堅、若手をバランスよく配置
  • 運営サポート:外部協力としてオルターブースさんも参加!
  • 管理ツール:Slack、Backlogを導入して円滑な連携を確保
  • テーマ:「生成AI」をコンセプトに。エンジニア以外でも楽しめる内容に設定!

社内向けなので、テーマに共感する人なら誰でも参加歓迎です。エンジニアに限定せず、幅広い人たちに参加してもらうことを意識しました。

テーマやコンセプトなどは自社のMVVも強く意識しました。さらにハッカソンを楽しむためのルールも以下の通り整理しました。これは参加者だけでなく運営メンバーにも適用されます。

  • 敬意とチームワークを大切に(Value「笑顔をつくろう」)
  • 積極的なコミュニケーション(Value「本質を追求しよう」)
  • オープンな問題解決姿勢(Value「柔軟に挑もう」)
  • ネットワーキングを大切に(Value「信頼に応えよう」)
  • 「楽しさ」を原動力に(Value「自分を叶えよう」)
  • 運営のサポートと透明性(Value「信頼に応えよう」)

このように、前向きに楽しくチャレンジできる場を意識して企画設計を進めました。


会場選び:条件をクリアするベストな場所を探せ!(9月)

ハッカソンの会場選びも一苦労です。以下の条件をクリアする場所をリストアップしました:

  • 一泊二日、宿泊は個室、作業は会議室で行える
  • 都内近郊でアクセスが良い
  • 運営含めて30名が収容可能

候補地としては以下の3つを検討しました:

  1. まほろばマインズ(神奈川県三浦)
  2. おんやど恵(神奈川県熱海)
  3. L Stay & Grow晴海(東京都晴海)

最終的には条件を全て満たした「L Stay & Grow晴海」に決定!参加者の作業効率を重視した選択です。
綺麗な施設で食事も美味しくとても良い施設でした。

余談ですが、まほろばマインズは去年のハッカソンで利用させていただきました。おんやど恵も過去に開発合宿で利用させていただきました。こちらもとても良い施設でした。


参加者集め:これが一番の難関!(10-11月)

参加者集めは一筋縄ではいきません。忙しい社員に2日間の時間を空けてもらうのは大変です。

  • 社内掲示板やポスターで告知 → 反応は薄い
  • 個別声かけ作戦を決行!以下のターゲットにアプローチ:
    • 社内技術系イベントや研修参加者
    • エンジニア系新人や若手
    • 部署内の物好きな人たち

最初は全然エントリーがなくて途方に暮れましたが、地道な声かけが功を奏し、結果的に26名の参加者を集めることができました。
参加を決意してくれた社員の皆さん、参加の後押しをしていただいた上司の方々、チームに参加して参加者を支援していただいた所属部署のメンバーには感謝しかありません。


チーム編成:多様性を意識(11月)

社内交流を目的に、異なるバックグラウンドを持つ人を意識してチーム編成を行いました:

  • 3-4名でチームを編成して、全体で7チーム体制にした
  • 開発力が偏らないように調整
  • 各チームに開発経験豊富なベテランを配置(メンター兼務)
  • 開発経験が少ない人でも楽しめる構成に
  • 運営メンバーも積極的にチームに参加

もう少し時間に余裕があれば、アイデアソンやチームビルディングを通じてチーム編成を行いたかったのですが、今回は参加者の事前アンケートやプロフィールを参考に運営側でチームを編成しました。


参加者サポート:ツールと環境整備がカギ(11月)

サポート体制もしっかり整備しました:

  • コミュニケーションツール:Slackを導入
  • 開発環境:GitHub、Codespaces、Copilot、OpenAI、Azureを事前に準備
  • 勉強会の開催:生成AIをテーマに事前知識をインプット

環境が整っていると、参加者もスムーズに取り組めますね!


当日の進行:ハッカソン開始!(11月下旬:ハッカソン当日)

一泊二日のイベントになりますので、運営メンバーで進行方法や役割分担をしっかり決めておきました。
担当を決めたら後は当日のチーム活動に専念します。
オルターブースからメンターが二人も参加していただけました。強力な助っ人です。
色々困っているチームに技術支援を行ったりアイデアの相談に乗っていただいたり、とても助かりました。
どのチームも自発的に楽しく取り組んでいたことが印象的でした。


成果発表会:盛り上がる仕掛けを用意

ハッカソンの最後は各チームの発表会です。特にここを盛り上げるため、事前に色々検討しました。
主に工夫したポイントはこちら:

  • 発表会の結果をみんなで投票する
    • 各チームの発表に対して「アイデア」「デモ」「技術」の観点で投票
    • 投票結果をもとに表彰式を実施
    • 審査員ではなく参加者全員の投票結果で決定!これがかなり盛り上がりました

各チームの成果物の紹介は控えますが、色々なテーマで発表があり楽しい場になりました。

最後は成果を讃え合い、記念撮影をして無事終了!


ハッカソンを終えて

社内ハッカソンは、忙しい社員の2日間を確保するのが一番のハードル。しかし、CTOをはじめ多くの部署やグループ会社の協力があり、大成功に終わりました。

生成AIをテーマとしていましたので、各チームで色々なAI活用(プロンプトエンジニアリング、検索、音声活用、画像生成、など)が行われていました。
社内のAI普及はもちろんですが、参加者同士の交流の輪が広がり、ものづくりの楽しさを共有する素晴らしい機会になりました。
次回もさらにブラッシュアップして、より良いイベントを目指したいと思います!


いかがでしたか?社内ハッカソン運営のリアルな一面をお伝えしました。「やってみたいけどどうすれば…?」という方は、ぜひ参考にしてくださいね!

5
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
5
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?