UFT Oneで作成したGUIテストのパフォーマンスを向上させるためのポイントをまとめてみました。
#ポイント1:UFT起動時に、必要なアドインのみロードする
UFT起動時に、ロードするアドインを選択することができます。
「もしかしたら必要になるかもしれない・・・」とつい余計なアドインもロードしてしまうこともあるかもしれませんが、思い切ってチェックを外してみましょう。
※あとからロードするアドインを追加することができますのでご安心を。
ロードするアドインが少なくなればなるほど、オブジェクトの学習と実行セッションの両方が高速化されます。
#ポイント2:テスト実行の実行モードを高速に設定する
テスト実行の実行モードには、「標準」と「高速」の2種類が存在します。
高速に設定することで、各ステップの実行矢印を表示せずにテストまたはコンポーネントを実行するようになり、テストまたはコンポーネントをより高速に実行できるようになります。
#ポイント3:スクリーンショットを取得するタイミングを制限する
スクリーンショットを取得するタイミングをエラーが発生した場合に限定する、またはスクリーンショットを取得しないようにすることで、ディスク容量を削減し、テストの実行時間を改善することができます。
スクリーンショットを常に取得する設定をしている場合、容量もそれなりになってしまい、レポート表示にも時間がかかってしまう場合があります。
#ポイント4:テストのアクションの数を減らす
UFTは、一つのテストに複数のアクションを作成できます。
このアクションを多く作成してしまうと、UFTからテストを読み込んだ場合や、テストコードを修正して保存した際に、UFTが重くなってしまいます。
数十を超えるアクションは使用しないようにし、再利用可能アクションではなく、関数ライブラリに保存することで、パフォーマンスを向上することができます。
#さいごに
GUIテストのパフォーマンスを向上するポイントをいくつか紹介しました。
ポイント1~3については、テスト実行に関するポイント
ポイント4については、テスト作成に関するポイント
となっています。
なにかのヒントになれば幸いです。