背景
弊社には社内で学びをアウトプット、共有する機会が少ないです。
中途採用のスペシャリストな先輩方がいるのに、その技術を学ぶ場所がありませんでした。
ということで、新卒先輩社員と社内勉強会を立ち上げることにしました。
立ち上げ
多くの人に参加して頂きたいと考え、
「社内で業務時間内に一度やらせてください。」と、会社のエラい人に相談しました。
快く許可していただき、第1回が決定。
第2回以降は結果次第になりました。
ノウハウのない我々が一発勝負で成果を出せるのか?
ものすごく不安でしたが、同時にすごくワクワクしていたのを覚えています。
まずはニーズ調査として、フィードバックを可視化しやすいLT大会を開催することになりました。
第1回を開催
結果としては、大成功!
当初は10人ほどの参加を想定していたのですが、30名近くの方に参加していただき、アンケートでも好評をいただくことができました。
取り組みの姿勢へ賛同していただく意見が多く、温かい会社だと実感しました。
その後
- 参加人数
- 会場の雰囲気
- 開催後のアンケート
などのレポートをエラい人に提出し、次回以降も開催できるようになりました。
第2回
第1回~第3回までを効果測定として扱うことにし、様々な施策を試すことになりました。
- メインイベントとして15分枠を設ける。
- 5分では語りきれないディープな内容を取り扱ってもらいました。
- 定時後に開催する。
- 保守業務の方々は業務時間内だと参加しづらいという声を受けて。
- LTのテーマを絞る。
- UI/UXについてというテーマで開催しました。
- イベントページを開設する
- GoogleSiteを使ってスライドのアーカイブを公開しました。
- そこからイベント参加登録も受け付けるようにしました。
現在
そんなわけで、4月より立ち上がった有志社員による社内勉強会
IMLT(InfoMart Lightning Talks)は10月で第3回を迎えました。
今回から、開催レポートを社内外に向けて発信して行きたいと思います。
イベント概要
IMLT #3 ~DB~
テーマ
直近で弊社DBインフラの大規模な移行があり、社内からの関心が集まっていたので
LTのテーマとしてDBを選択しました。
新しい施策
- HTMLメールによるイベント周知
- デザインチームの方に協力いただいて、見た目のインパクトにこだわりました。
- 前回作成した資料の再利用性の確認
- イベント参加フォームやイベントページなど、再利用が効くのか確認。
- 社内の時事ネタにテーマを寄せる
- アンケート入力をイベント時間中に行う
- イベント後に記入を促しても回答率が悪かったため、その場で記入してもらうようにしました。
発表
NO.1 【SpreadsheetをDBとして扱ってWebアプリ作成してみた】
Speaker📢 : 私
内容は以下Qiita記事を元ネタに、実際にVue.jsで作成したアプリの紹介を交えてスライドを作成しました。
【Vue.js】 Google SpreadSheet をデータベースの代わりに使う。 - Qiita
簡易的なDBを手軽に用意したい!となったときにオススメです。
NO.2 【RDBでツリー構造を表現してみた話】
Speaker📢 : ヒルタ さん
ツリー構造を有するRDBを設計するとき、以下のような実現方法があります
- 隣接リストモデル (Adjacency List Model)
- 経路列挙モデル (Path Enumeration Model)
- 入れ子集合モデル (Nested Sets Model)
- 閉包テーブルモデル (Closure Table Model)
- 肥沃な森林モデル(Fertile Forest Model)
エンジニアからの支持が厚い「SQLアンチパターン」の内容と照らし、それぞれの方法を図でわかりやすく解説してくれました。
SQLアンチパターン - Amazon
実用的な知識で、もっと深く掘り下げたものを聞きたくなる内容でした。
NO.3 【本当はすごい受発注のデータベース】
Speaker📢 : I・Y さん
弊社のサービスである「BtoBプラットフォーム受発注」はどんなテーブル構成で作られているのか。
また、どれだけの量のデータがDB上に存在しているのかを、ユーモラスな例えを交えて話していただきました。
NO.4 【新しくなったDBについて】
Speaker📢 : DB担当者 さん
テーマ選択の理由にもなった、新しいインフラ設備についてお話していただきました。
今までと比べどんな変化があるのか、どんなスペックを持っているのかを解説していただきました。
結果発表
NO1、NO3の発表が同票で一位になりました。
次の登壇でも良い結果を出せるよう精進して行きたいと思います!
今後の展望
- 弊社の文化として醸造するために、開発部だけで閉じずに営業部も巻き込んで開催する。
- 次回以降営業部参加予定!
- 社内勉強会立ち上げの前例となり、社内にノウハウを展開する。
- Qiitaや社内ブログで展開。
- 同時多発的に様々な勉強会が有志で立ち上がるよう支援する。