目次
はじめに
これから情報処理安全確保支援士を受験しようという方の一助となるよう、私が実施した勉強方法を紹介します。
結論を言うと、以下の記事で紹介されている方法を基本に進めて合格しました。
リンク先の記事は2年近く経過していますが、方法論としては全く廃れていないです。
スペック
業界5年目で今は情シスに身をやつしています。元々はバリバリの開発畑でしたが、キャッチアップのために情報処理試験はなるべく受けるようにしています。開発時代にサーバーを触ることがあったのと、ネットワークについて仕事上触ることになるのである程度は知識がある状態でした。
今回受験しようと思ったのは、業務上、ISMSの関係でセキュリティのトピックを(不本意ながら)扱う機会が多く、その知識補完と権威付けのために情報処理安全確保支援士を受験することにしました。
2021年に応用情報に合格してますが、3年経過してますので午前Ⅰは免除ではありませんでした。
教材紹介
午前I対策
ここはもうみんな大好き過去問道場だけ。自分の周りでこれをやってない人は見たことがないです。
応用情報や他の高度試験を合格された方であれば、大体のトピックは頭にあるかと思うので、参考書を買う必要はないと思います。
私の場合、応用情報を取ってからだいぶ時間が経っていたせいもありAIや映像処理周りで知らない用語が複数あったのでAmazonで購入しましたが、正直ほとんど読んでおらず立ち読みで良かったと思いました。でも買っておくと精神的なお守り代わりにはなるかもしれません。
午前Ⅱ
総合的な試験対策本を通読して、一緒に記載されている問題を解きました。
参考書ってざっくり講義形式なのか否かで派閥が別れると思うんですが、私の場合文字数が多いと飽きてしまうので、本屋さんで立ち読みして1番淡々と情報が書かれていると思った上記の本を選びました。
最近の参考書は基本的に出来が良いので、アマゾンレビューが相当酷くない限りはどれを選んでも大丈夫だと思います。レビューに書かれる批判的な意見もほぼ似通ったものなので気にするだけ時間の無駄です。
午後対策
まず前提として未経験やネットワークインフラ関連の知識の無い方は、午後対策するのはかなり鬼門なのでまずはこちらでネットワークについて勉強しておくことをお奨めします。
資格試験はとにかく早めに過去問を解くことが早道なので、午前対策の参考書を読んだ後すぐに過去問を1年分解きました。過去問はIPAからダウンロードしました。問題に対する解説は掲載されていませんが、どうせこの時点では正答率など30%も行かないので別になくても良いです。
過去問にてどんな問題が出るかの感触をつかんだあと、午後の対策として下記を使用しました。
こちらの本、各技術に対して細かい知識まで網羅されていて非常に良かったです。
そのあとは気になる年度の過去問をIPAからダウンロードしてちょろちょろと解き、本番に挑みました。
スケジュール
私の場合、午前Ⅰの免除が受けられなかったので、対策のために時間を多めにとって3か月前から開始しました。
3ヶ月前~2ヶ月前
- 過去問道場:応用情報技術者試験 午前試験 過去問 10回分
- 過去問道場:情報処理安全技術者試験 午前試験 過去問 10回分
2ヶ月前~1ヶ月前
- 参考書通読
- 過去問 1回分
- 重点対策本の問題解く
1ヶ月前~直前
- 午後Ⅰ過去問 4回分
- 午後Ⅱ過去問 3回分くらい
反省
午前Ⅰの免除が無かったのは想像以上に苦行でした。応用情報や他の高度試験に受かった人は免除があるうちに、早めに情報処理安全技術者を受けられることをおすすめします。
その後
とりあえずまだ支援士の登録はしてないです。登録料高いし。。。
情報処理安全技術者だけだと少し物悲しいので、他の高度試験受かって名刺作るときに改めて考えます。