PL-900の合格体験記です。参考になれば幸いです。
試験概要
PL-900(Microsoft Power Platform Fundamentals)とは、Microsoftのローコードまたはノーコードでソリューションを構築できる、Power Platformサービスについての基礎的な知識が問われる認定資格です。
【試験時間】45分
【問題数】35問程度
【合格点】700/1000
【受験費】13,750円(税込み)
【受験場所】試験センター or オンライン
試験範囲
・Microsoft Power Platform のビジネス価値を説明する (20–25%)
・Microsoft Power Platform の基本コンポーネントを特定する (10 - 15%)
・Power BI の機能を実証する (10 - 15%)
・Power Apps の機能を実証する (20 - 25%)
・Power Automate の機能を実証する (15 - 20%)
・補完的な Microsoft Power Platform ソリューションを説明する (15 - 20%)
…Power Virtual Agents、Power Pages、AI Builderについて
勉強方法
①Microsoft Learn で学習
PL-900: Microsoft Power Platform Fundamentals
Microsoft LearnのPL-900向けのトレーニングを一通り読みました。ですが、正直これだけで理解するのは難しいと個人的には感じました。②の試験対策動画を視聴した後に読んだり、③以降のアウトプット段階の補完的に扱う方がいいかもしれません。
②「PL-900 : Microsoft Power Platform Fundamentals 試験対策」の視聴
PL-900 : Microsoft Power Platform Fundamentals 試験対策
こちらのサイトに登録すると、記載したメールアドレスに試験対策動画のURLが送られてきます。AZ-900の時同様、かなり助けられました。やはり画像と音声付きだとわかりやすいです。しかし、動画内で出題される問題の解説が、AZ-900の時ほど親切には行われないので、理解しにくい部分もありました。
注意点としては、Power Platformの最新サービスであるPower Pagesの説明がないことと、動画の冒頭で言及されていますが、サービスや機能の名称が変更前の呼び方で出てくるので、頭の中で変換しながら視聴していく必要があります。
③Udemyの問題集を解く
PL-900(Microsoft Power Platform 基礎) 模擬問題集※日本語版
この問題集を購入しました。実際の試験に同じ問題が出題されることもあるので、やっていて損はないのですが、変更前の名称が出てくることや、Power Pagesの問題が出題されないので、レビューにもある通り、これに頼りきるのはよくないかなと思います。
④無料の練習用評価を解く
練習用評価
Microsoft Learnに練習問題があるので行いました。こちらだと、変更後の名称が出てきますし、Power Pagesの問題も出題されます。ただ、全文英語で、ページ自体を翻訳にかけてしまうと解答部分が不思議な日本語になってしまうので、問題部分だけを翻訳にかけて(たまに解答部分もですが)解く必要があり、少し手間です。また、受験後に思うのは、実際の試験より踏み込んだ問題が出てきて難しいなという印象です。
おすすめの手順
勉強方法の①にMicrosoft Learnを記載したのですが、
個人的には下記の順序で学習するのが一番効率が良いのかなと終わってみて思います。
②試験対策動画 → ①Microsoft Learn読んで復習
→ ②試験対策動画で再度復習 → ③④でひたすら問題を解く
①~④すべてが一長一短だなと感じたので、補いながら学習していくことをおすすめします。
受験方法
前回のAZ-900ではオンライン(自宅)を選んだのですが、今回は試験センターで受験を行いました。
受付で本人確認や写真撮影などの手続きを済ませ、試験室に入ります。試験室ではパーテーションで仕切られた机にPCが一台一台置いてあり、他にも受験者たちがいて、それぞれが申し込んだ資格試験を受けている感じでした。他の方のタイピング音などが多少気になるものの、オンラインの時のように環境の準備や試験中のカメラの映りなどを気にしなくてもいいので、その点はとても楽でした。
まとめ
833点で無事に合格できました!
Fundamentals(基礎)の資格ではあるのですが、難しいなという体感でした。Power Platformのサービスの数自体は少ないので、より深くまで問われるということと、シナリオ問題が多く、問題文が長いことなどが難しく感じる要因かなと思います。名称変更含め、試験中混乱しないようにきちんと整理していく必要があると感じました。
以上になります。読んでいただきありがとうございました!