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OpenWRTとWireGuardでIPv6を通す為に必要な設定

Last updated at Posted at 2024-02-17

はじめに

下記の構築が完了していることを前提とします

  • OpenWRT
  • WireGuardのインストール
  • IPv4でのトンネル疎通確認

そしてAllowedIPsに::/0を追加したのに繋がらない事で苦しまれていることを前提とします。
image.png

設定内容

1. IPアドレスにULA(ローカルIPv6アドレス)を設定する

これはリーチできる他のネットワークと重複しなければ何を使っても良い…と思います。
自分はfd00::1を使用しました。サブネットは不要。

2. PeerのIPアドレスにもULAを設定する

許可されたIPのところに、適当に設定しましょう。
自分はfd00::2のように、順番に割り振りました。

3. クライアント側のコンフィグにもULAを設定する

IPアドレスはAddressにカンマ区切りで書けばOKです。
Peerに設定したのと同じのにしてください。
もしくはPeerをレンジで許可したらその範囲のIPv6アドレスは適当に使えます。多分。

[Interface]
PrivateKey = <見せられないよ!>
Address = 192.168.200.2/32, fd00::2
DNS = 192.168.0.1

[Peer]
PublicKey = <見せられないよ!>
AllowedIPs = 0.0.0.0/0, ::/0
Endpoint = <見せられないよ!>:<見せられないよ!>
PersistentKeepAlive = 25

4. IPv6のWANインターフェースからIPv6 Source Routingを無効にする

下記の通り、IPv6のWANインターフェースのIPv6 source routingのチェックを外してください。
image.png
image.png

5. 設定ファイアウォールNATルールでマスカレード設定する

コマンドとか無しでこれだけでOKでした。
image.png

結果

image.png
OpenWRTのグローバルIPv6アドレスが見え、IPv6で通信ができることがわかります。

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