Microsoft Learnを用いたMicrosoft Azure Fundamentals(AZ-900)の試験内容をまとめる投稿です。
この投稿ではMicrosoft Learnで学ぶ内容をできるだけ簡潔にまとめております。
Azureの勉強を一から始める方の参考になれば幸いです。
今回の学習内容
◆「Azure のコストに影響する可能性がある要因」
◇対応するMicrosoft Learn ラーニングパス
Azure の基礎: Azureの管理とガバナンスについて説明する
◇対応するモジュール
Azure のコストに影響する可能性がある要因について説明する
※前回の投稿は下記から確認できます。
Azure Fundamentals(AZ-900):Azure の基礎: Azure のアーキテクチャとサービスについて説明する「Microsoft Defender for Cloud」
Azure のコストに影響する可能性がある要因
Azureでは開発コストをCAPEXからOPEXに移行
⇒OPEXは多くの要因の影響を受ける可能性がある
リソースの種類
・リソースコストはリソースの種類や設定、リージョンなどに影響される
・リソース作成時に、そのリソースの従量制課金インスタンスが作成される
・使用量メーターはリソースの使用量を追跡し、請求の計算に使用される使用量レコードを作成
従量課金
・使用するリソースに対してのみ支払う
・リソースを特定期間中(1年または3年)に一定量利用する場合は、予約することで割引が可能(最大72%の割引)
⇒予約した分以上のリソースが必要になったときは、その分のみ支払うことで追加可能
メンテナンス
・リソース追加時に併せて追加されたリソースが、元のリソース削除時に同時に削除されない可能性がある
⇒リソースを整理し、不要なリソースを削除することで無駄なコストを削減可能
地理
・選択するリージョンによりデプロイコストが異なる
・ネットワークトラフィックも地域(距離)に基づいてコストが異なる
例)ヨーロッパ→アジアよりもヨーロッパ内の方がコストが低い
ネットワークトラフィック
・一部の受信 (Azureデータセンターに入ってくるデータ)は無料
・送信(Azureデータセンターから出ていくデータ)のコストはゾーンに基づく
サブスクリプションの種類
・一部のサブスクリプションには使用量の許容値も含まれ、コストに影響を与える
例)Azureの無料試用版サブスクリプション
①30日間は一定の金額まで無料で使用可能
②12か月間無料で一部Azureサービスを利用可能(各サービスの無料利用分まで)
③常に40種類以上のAzureサービスを利用可能(各サービスの無料利用分まで)
※②③は30日または一定の金額を使った後は、従量課金制に移行した場合に引き続き適用
Azure Marketplace
・サードパーティベンダからAzureベースのソリューションとサービスを購入可能
・コストはAzureサービス分だけでなく、ベンダ分も含まれる可能性がある
・すべてのソリューションは、Azureのポリシーと標準に準拠
次の学習内容
◆料金計算ツールと総保有コスト計算ツール
学習内容をまとめたページの一覧