この記事では、Windows Subsystem for Linux(WSL2)上に、CUIで動作するDockerをインストールする方法を説明します。
1. WSL2のインストール
まずはWSL2をインストールします。以下の手順で進めてください。
- PowerShellを管理者権限で開きます。スタートメニューで「PowerShell」を検索し、右クリックから「管理者として実行」を選択します。
- 以下のコマンドを実行し、WSLと仮想マシンの機能を有効にします。
dism.exe /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux /all /norestart
dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart
3.WSL2の更新プログラムをこちらからダウンロードし、インストールします。
4.PowerShellで以下のコマンドを実行し、WSLのデフォルトバージョンを2に設定します。
wsl --set-default-version 2
5.最後に、Microsoft Storeからお好きなLinuxディストリビューション(Ubuntuなど)をインストールします。
2. Dockerのインストール
1.WSL2で動作するLinuxディストリビューションを開きます。
2.以下のコマンドを実行し、Dockerのインストールスクリプトをダウンロードします。
curl -fsSL https://get.docker.com -o get-docker.sh
3.ダウンロードしたスクリプトを実行し、Dockerをインストールします。
sudo sh get-docker.sh
4.Dockerが正常にインストールされたことを確認します。
docker --version
5.Dockerをsudoなしで実行できるようにするため、現在のユーザーをdockerグループに追加します。
sudo usermod -aG docker $USER
6.システムを再起動します。
以上で、WSL2上にCUIで動作するDockerが構築されました。これでDockerコマンドを使ってコンテナの作成や操作が可能になります。
参考になればうれしいです!