実施環境:
サクラエディタ v2.4.1.2849 32bit (tag v2.4.1)
0. 概要
サクラエディタはオープンソースの日本語テキストエディタです。
Windows デフォルトのメモ帳よりも機能が非常に充実しているため、お世話になっている方も多いと思います。
このサクラエディタには、「 GREP 」という機能が存在します。
この機能は複数のファイルに対して検索を行う機能であり、これをうまく用いると特定のフォルダ配下にあるファイルを一覧化することができます。
1. GREP
GREP ウィンドウは Ctrl + G で開けます。
通常の検索と異なるのは、通常の検索が「現在開いているファイルのみ」に対して行われるのに対し、 GREP は「複数のファイル」に対して検索を行う点です。
2. 単純な LS
「条件」に何も入力せず、「ファイル」を「*」にして検索を行えば、「フォルダ」に指定したフォルダの直下のファイルの一覧が作成できます。
3. 複数階層の LS
「サブフォルダからも検索する」にチェックを入れれば、指定したフォルダの中のサブフォルダ内のファイルも含めて一覧化することが可能です。
4. ファイル名の限定
「ファイル」「除外ファイル」「除外フォルダ」の入力を変更することにより、一覧に表示するファイルを限定できます。
5. 文字コード表示の削除
上記の GREP だと、ファイル名の後ろにサクラエディタが自動で判定した文字コードが表示されます。
これを消したい場合は、「文字コードセット」を自動選択から適当な文字コードに変更すればよいです。
6. ファイル名のみ
GREP の結果について、ファイル名のみ出力することはできません。
ファイル名のみにしたい場合は、上記5の方法で文字コードを表示しない検索結果を取得した後、 Ctrl + R で置換ウィンドウを開いて以下の条件で置換します。
- 置換前:
^.*\\
- 置換後:(空欄)
- 正規表現:チェックを入れる
正規表現のデフォルトが最長一致なので、上記の条件で「最後の¥マークより前の文字列」、すなわちファイルのパス部分をすべて削除することができます。
7. 内容検索
「条件」に検索条件を入力することでファイルの内容を検索することも可能です。