0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

Splunk: Splunk入門(グラフ編 3/4) - 円グラフ

Posted at
実施環境: Splunk Cloud 8.2.2104.1

0. 概要

Splunk で使用できるグラフについて、今回は円グラフを紹介します。
円グラフは、1つの円を項目毎に切り分けることで、各項目が全体のどれくらいを占めるかを表すグラフです。
項目毎の割合が見たい場合に有用です。

スクリーンショット 2022-03-06 21.19.58.png

1. SPL 文の組み方

今回、例とする SPL 文には以下を使用します。

Splunk
index="_internal" sourcetype="splunkd" source="*/metrics.log" group=queue
| stats sum(current_size) BY name

スクリーンショット 2022-03-06 21.19.58.png

表としては2列の構成で、以下のように一番上のヘッダ行を除いて左の列が項目、右の列が値となるようにします。
stats コマンドで関数フィールド1つ、 BY 句に項目を指定するとちょうどこの形になります。
値はグラフ内で自動的にパーセント形式に変換されて描画されるので、 SPL 文中でパーセント形式に変換する必要はありません。

- -
項目
項目
... ...

2. 使用方法

円グラフは、 Splunk 視覚エフェクトの「 Pie Chart 」を選択することで使用できます。

スクリーンショット 2022-03-06 21.29.37.png

スクリーンショット 2022-03-06 21.19.58.png

3. 最低サイズ

「 Pie Chart 」を使用した際のフォーマットには、「最低サイズ」という設定項目があります。
グラフが10以上の項目に分割される場合に、ここで指定した値以下の項目は「 other 」として省略されます。

スクリーンショット 2022-03-06 21.20.20.png

以下の2つのグラフは、上が最低サイズが1%の時、下が10%の時のものです。
1%のときは表示されていた「 parsingqueue 」が10%では表示されなくなり、「 other 」の個数が12個から13個に増えているのがわかります。

スクリーンショット 2022-03-06 21.20.42.png

スクリーンショット 2022-03-06 21.22.03.png

大きい項目がいくつかあってその他小さい項目が複数、というデータなら最低サイズは大きめにとるほうがわかりやすいです。
一方、同じくらいの項目がいくつもあるようなデータなら、最低サイズは小さめにとらないと「 other 」ばかりになってしまいます。
どのくらいのサイズを指定するのが適切かはデータによって異なるので、適切なサイズを色々探してみてください。

以上、円グラフの基本的な使い方について紹介しました。
次回は単一値グラフについて紹介します。

戻る

0
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?