実施環境:
サクラエディタ v2.4.1.2849 32bit (tag v2.4.1)
0. 概要
サクラエディタはオープンソースの日本語テキストエディタです。
Windows デフォルトのメモ帳よりも機能が非常に充実しているため、お世話になっている方も多いと思います。
今回はそのサクラエディタにおいて、文字コードの変換など様々な変換関連の機能について紹介します。
1. 文字コード・改行コード
1.1. 改行コードの変換
改行コードを変換するには、「名前を付けて保存」ボタンを押した後、「改行コード」を変換して上書き保存します。
1.2. 文字コードの変換
文字コードを変換するには、「名前を付けて保存」ボタンを押した後、「文字コードセット」を変換して上書き保存します。
1.3. ファイルを開く文字コードを変更
ファイルを開く文字コードを変更するには、「ファイル」⇒「開き直す」から使用する文字コードを選択します。
1.2と1.3の違いは、「文字の実体が変更されるかどうか」です。
1.2の「文字コードを変換して保存」は文字の表示は変えずに文字の実体を指定した文字コードに変更しており、「文字化けを防ぐ」ために用います。
一方1.3の「文字コードを変更して開き直す」は文字の実体を変えずに文字の表示を指定した文字コードに変更するため、「既に文字化けしている」場合に使用します。
1.4. 一部のみの文字コード変換
文章全体ではなく一部のみ文字コードを変換したい場合は、「変換」⇒「文字コード変換」を使用します。
この操作は文字の実体を変更する操作です。
少々ややこしいですが、選択範囲の表示について変更後の文字コードの場合どのような実体を持つかを判定、実体をそれに合わせたうえで、表示自体は変更前の文字コードで解釈する形になります。
あまり使うことはないですが、文章の一部分だけ文字化けしているような場合に有用です。
2. 文字変換
2.1. 大文字小文字変換
アルファベットは「変換」から大文字小文字を相互に変換できます。
2.2. 全角半角変換
英数字およびカタカナについては、「変換」から全角と半角を相互に変換できます。
2.3. ひらがなカタカナ変換
ひらがなとカタカナについては、「変換」から相互に変換できます。
2.4. 置換
文字列の置き換えを行いたい場合は、「検索」⇒「置換」で行います。
置換には正規表現も使用できます。
タブ文字とスペース文字の変換など、エディタの設定に影響を受ける一部の変換などはこちらを用いた方がやりやすいと思います。
3. 行変換
3.1. ソート
「編集」⇒「整形」から、選択範囲の行を昇順・降順に並び替えることができます。
3.2. 重複削除
「編集」⇒「整形」から、選択範囲で連続した同じ行を削除することができます。
あくまで「連続した」行が対象であり、同じ行であっても離れていれば削除されないので、この操作を行う前に9のソートを行うことをおすすめします。