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Splunk: エイリアスの使い方

Posted at
実施環境: Splunk Free 8.2.2

Splunk での検索において、あるフィールドを別のフィールド名で扱いたい場合があります。
rename コマンド等を使用してもフィールド名の変更はできますが、実はコマンドを使用しなくとも別のフィールド名を適用できる機能があります。
それが今回紹介する、エイリアスという機能です。

1. 概要

例えば、ログ A においてホスト名を表すフィールド名が「 host 」、ログ B において同じくホスト名を表すフィールド名が「 server 」であるとします。

WS000542.JPG

この2つのログを組み合わせる場合、「 server 」というフィールド名が「 host 」というフィールド名になってくれればホスト名の比較がしやすくなります。

WS000543.JPG

rename コマンドや eval コマンドでもこのような操作はできますが、これをコマンドなしで実現するのがエイリアスという機能です。

2. 設定方法

「設定」⇒「フィールド」を選択します。

WS000536.JPG

「フィールドのエイリアス」を選択します。

WS000537.JPG

エイリアスの一覧画面が開くので、右上の「新しいフィールドのエイリアス」を選択します。

WS000538.JPG

エイリアスの設定を入力します。

WS000539.JPG

ここでは以下の設定を入力します。

項目名
宛先 App search
名前 test_alias
適用先 ソースタイプ
名前付き splunkd
フィールドのエイリアス log_level = level_alias
フィールド値を上書き チェックしない

「フィールドのエイリアス」では、=の左に元のフィールド名、右に新しいフィールド名を入力します。
新しいフィールド名が既に存在する場合、「フィールド値を上書き」にチェックが入っていればエイリアス後のフィールド名で上書き、チェックが入っていなければ既に存在するフィールド名がそのまま維持されます。

「適用先」には今回はソースタイプを使用していますが、ソースやホストに設定を紐づけることも可能です。

これでエイリアスが作成できました。

WS000540.JPG

3. 使用方法

試しに、以下の SPL でエイリアスを使用してみましょう。

Splunk
index="_internal"
| fillnull value="(NULL)" level_alias
| stats count BY log_level, level_alias, sourcetype

WS000541.JPG

指定したソースタイプにおいて新しいフィールド名level_aliasが存在していることがわかります。

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