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エンジニアリング組織論を読んだ。(Ch.2-1)

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エンジニアリング組織論を読んだので、まとめてここに書こうと思います。
1冊をここにすべて載せれればいいんですけど、そんなスキルはまだないので
6章構成でいきます。(Ch.2)
この章で心理的安全性にも言及しているが、その部分は別記事

メンタリングとは、対話を通してメンタリングする人の思考力を一時的に貸し出し、思考の幅を広げていくことで、その人の歪んだ認知を補正し次の行動を促し成長させていく手法のこと。(not 知識のあるひとが上から知識を通して考えを押しつけること)

言い換えると、メンタリングは「自ら考える人材を作る」テクニックといえる。

部下は「自ら考えることができない」と考える上司はマイクロマネジメント化がすすんでしまい
結果として、自律的に考えることのできない組織を生み出してしまう。

一方で、放任主義的に部下のやりたいようにやらせ、結果に対する責任を負わないことも問題になる。

人材タイプ 特徴
依存型人材 問題を与えられてから考える
依存型人材 問題と解決策を渡されてから動ける
自立型人材 自ら問題を発見し、解決することができる
自立型人材 問題について、自分ごととして捉えている

依存型人材と自立型人材の境界線としては、「上司と部下という関係の期待値の差」といえる。
人は与えられたと思っている役割に対して、自分の思考を閉じてしまう習性がある。
また、人は自分の「心地よい」思考範囲や行動範囲から抜け出すことが難しい。

そのため、もともと自立型人材で提案をしていたひとも却下され続ける(負のフィードバックを受け続ける)と、頑張っても無駄なのでがんばらなくなったり(学習性無気力)、もともとは依存型人材だったひとでも自分から動いた結果評価され続ける(正のフィードバックを受け続ける)と、積極的に自ら動くことに心地よさを覚える(自己効力感)ようになる。

メンタリングは、その人に力で問題解決ができるように促していくことで、自立的思考を行うことがコンフォートゾーンになるようにしていく。

メンターとメンティーの関係として、「HRT(Humility, Respect, Trust)」の3つの条件を満たしている
ことが求められる。

メンタリングの優れている点として、気がついたことの応用力が身につくことが挙げられる。
この応用力は、他の人から与えられた知識ではなく自ら獲得したと感じたときに生まれる。

自らの力で得た知識は、他者から与えられた知識よりも効果が持続しやすく行動の変化が発生しやすいためメンタリングではこちらを重視している。

傾聴・可視化・リフレーミング
もやもやした悩みは解けてしまえばなんてことはないが、1人で解決することは難しい。
もやもやした悩み = 答えはわからないし、次に何をするべきかもわからない問題

なので、傾聴や可視化・リフレーミングを通して。
もやもやしていない問題 = 答えはわからないが、次のなにをするべきかは明確にわかっている問題

に変換して自力で解けるようにする。

問題が1人で解けない理由としては、感情的に固執している・客観視できていない・前提を変えないといけないことにわけることができる。

傾聴

傾聴「相手の」感情への共感を表現したり・話の内容を「可視化したり」・思考の「盲点」を探索しながら質問する
共感 = 相手がそのような気持ちになった理由を理解すること

問題の可視化・明晰化

問題の可視化・明晰化
可視化・明晰化 = 傾聴によって見えてきた、メンティの抱える問題の「形」を客観的な問題へと変換し、
問題 vs 私たち(メンター・メンティー)の構図に持っていく。

可視化していく過程で、問題をより明確にする(感情に関わる部分を削ぎ落とす)

感情に癒着した問題であればあるほど、一般化しがち
例)ビジョンがない・ゴールが見えないなど

いま思い切り仕事に望めない理由は他者にあり、それが成立するまで自分の問題は留保されるという
コンフォートゾーンから抜け出したくなかったり、自分が承認されていないという自己効力感の不足によるものである。

問題の根本となるのは、個人的な問題であるがゆえにメンティの問題を直接解くことはできない。
そのため、かんたんな問題に変換することでメンティに自力でといてもらうように持っていく必要がある。

認知フレームとリフレーミング

そもそもひとは、ありのままに物事を認識することはできない。
= ひとは、認知する枠組みをもっていてその枠組の中でしか情報を処理することができない。

発言や感情・優先順位によって認知フレームをかえることができる。
→外部要因によって認知フレームを変える(リフレーミング)ができるので、それにより解けない問題を溶ける問題に
変容することができる。

認知フレームを発見するキーワードは「指示語・極端・べき論・決めつけ」の4要素のうちどれかを有する。

認知フレームを示唆するワードがない場合でも、「前提を問う」ことで直接的にその存在を明らかにすることができる。


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