はじめに
23年2月からTableau案件に参画し、5月で丸3か月経過しました。
頭と手を動かして、Vizを作る中で、よく分かってないことをそのままにしてきたので、この場を用いて、深堀り→理解をしたいと思います。
第2回目は、「グループとセット」についてです。
※第1回目は「権限」について、取り上げましたのでよろしければご覧ください。
グループとセットとは?
Tableauでは、グループ化する機能として、「グループ」と「セット」の2つがあります。
それぞれの違いをざっくりと言うと、
- 「グループ」は、どんな時点であっても、同じ組み合わせで見たいときに使う。
- 「セット」は、その時々で、あらかじめ決めた定義に当てはまるグループで見たいときに使う。
となりますが、1行でまとめるのは難しいので、それぞれ深掘りしていきます。
グループ
「グループ」は、どんな時点であっても、同じ組み合わせで見たいときに使う。
一例を挙げると、都道府県のうち「東京都と大阪府」の組み合わせについて、分析を行いたいときに「グループ」を使います。
つまり、日次や月次で新しいトランザクションデータが追加されたとしても、常に「東京都と大阪府」という組み合わせの結果が表示されるということです。
ちなみに、「グループ」の作り方は、次の通りです。
まず、「グループ」を作りたいディメンジョンを右クリック→[作成]→[グループ]の順に押します。
[グループの作衛]ダイアログから、グループ化したい組み合わせを選択し、[OK]を押すと「グループ」が作られます。
セット
「セット」は、その時々で、あらかじめ決めた定義に当てはまるグループで見たいときに使う。
こちらも一例を挙げると、都道府県別の売上TOP10の組み合わせについて、分析を行いたいときに「セット」を使います。
つまり、日次や月次で新しいトランザクションデータが追加されると、分析時点で「TOP10の組み合わせ」は変動します。
ちなみに、「セット」の作り方は、次の通りです。
まず、「グループ」と同様に、「セット」を作りたいディメンジョンを右クリック→[作成]→[セット]の順に押します。
[セットの編集]ダイアログの[上位]タブで、"売上上位10x"を選択し、[OK]を押すと「セット」が作られます。
まとめ
簡単ではありますが、「グループ」と「セット」の違いについてまとめました。
分析する時点によって、「常に固定で見たい(グループ)」のか、「変動で見たい(セット)」のかで、使い分けると理解しました。
今後、使える場面があったら、活用していきたいです。