はじめに

次のようなよくある棒グラフがあったとき、どの棒が最大値か一目で分かるようする3つの方法を共有したいと思います。

▼よくある棒グラフ（サンプルスーパーストア）

方法①:RANK関数を使う

RANK関数を使うと、Vizの範囲内におけるランキングを算出できます。

▼合計売上に対してRANK関数を付与したものをラベルに入れてみました。合計売上順にランキングのラベルが振られていることが分かります。

計算フィールドで、合計売上に対してRANK関数が1を返す（つまりランキング1位）計算式を作成します。

この式は、「ランクが1位かどうかという真偽値（Yes or No）」を返します。つまり、Rankが1のとき"真"、それ以外は"偽"を返すので、これをマークの色に配置することで、真偽で色を変えることが出来ます。

WINDOW関数は、Viz内の集計結果を返す関数です。このWINDOW関数の中で、Viz内の最大値を返すWINDOW_MAX関数を利用します。

まずマークの[色]メニューに、SUM(売上)を配置し、[シェルフで編集]を押します。

次に、以下の計算式を記載します。これは、ウィンドウ内の合計売上の中で、最大値のとき"真"を返し、それ以外は"偽"を返すという働きをします。

これで、最大値のみ色を変えることができました。

この方法は、計算フィールドを使いません。ただ、行っていることは、方法①（RANK関数を使う）こととほぼ同じです。

#1 対象のメジャー（今回は合計売上）を、マークの[詳細]に入れる。
#2 #1のピルを右クリックし、[簡易表計算]→[ランク]を押す。

#3 #2のピルを右クリックし、[シェルフで編集]を押し、以下計算式を記載する。

#4 このピルを、マークの[色]に入れる。

最大値だけ強調する方法を3つ共有しました。
どの方法も、計算プロセスは同様だと思いますので、自分に合った方法を使ってもらえたらと思います。