はじめに 🤗
本エントリーは Microsoft Power BI Advent Calendar 2023の 10日目の記事です。
Microsoft Power BI には地図を使用する機能として幾つかありますが、今回は、Microsoft Power BI にマップのビジュアルとして追加できるアドインの ArcGIS for Power BI について簡単に紹介したいと思います。
ArcGIS マップについて
ArcGIS for Power BI で使用している ArcGIS (アークジーアイエス) ですが、あらゆる業務で地図を最大限に活用し、迅速かつ合理的な意思決定を実現する GIS プラットフォームを提供しているサービスです。いわゆる、GIS と呼ばれる地理情報システムの機能をプラットフォームとして提供しているサービスです。開発元は、Esri(エスリ)と呼ばれる米国企業が提供しており、グローバルで事業を展開しています。日本では、ESRIジャパンという企業で提供しているようです。
ArcGIS for Power BI は、Microsoft Power BI にマップのビジュアルを追加できるアドインで、Power BI の可視化の機能と組み合わせて、データの傾向の把握を強力に支援することができます。
ArcGIS for Power BI の主な機能としては、
- Microsoft Power BI に標準搭載
- 多彩な地図表現
- すぐに使える世界中の豊富なマップ コンテンツ
- 対話的なオブジェクト
が機能として提供されています。
ArcGIS for Power BI の詳細については、以下のサイトをご確認ください。
また、ArcGIS for Power BI の利用方法についても幾つかドキュメントも提供されており、Microsoft 社が提供している「Power BI で ArcGIS マップを作成する」が参考になります。
また、Esri からは、learn ArcGIS の「ArcGIS for Power BI を試す」も参考になります。
渋谷区での事例
実際に ArcGIS マップを使用した事例としては、渋谷区が提供している「渋谷区の「いま」を把握し、「これから」を考えるためのデータ活用プラットフォーム」がございます。
ArcGIS マップの利用について
ArcGIS for Power BI は匿名ユーザーとして無償からの利用が可能です。また、ユーザー タイプとしてそれぞれ用意されており、ArcGIS のライセンスを取得することで、ArcGIS for Power BI のすべての機能も使用できるようになります。
詳しくは以下のサイトを確認していただければと思います。
まとめ
Power BI 初心者ですが、無償の範囲でも ArcGIS for Power BI と多くの機能が使用できるので驚きでした。簡単な地図の表現程度あれば無償でも良いとは思いますが、GIS としての機能をフルに活用する場合は、ArcGIS のライセンスを使用した方が良いのかなと思いました。
以上、参考になれば幸いです。