はじめに
この記事では、データベースの基本的な作成方法と削除方法に関するSQL文を実際に検証しながら解説します。
これからSQLの基礎を学びたい方や、簡単に環境を構築して気軽に試したい方に向けた内容です。
また、本記事は個人的な備忘録としてまとめたものです。その点をご理解いただければ幸いです。
書こうと思ったきっかけ
私は、データベース設計やSQLについて、技術書を読んで体系的に学んだわけではありません。
とにかく手を動かし、試行錯誤しながら基礎を身につけてきました。
この経験を踏まえ、今回はSQLの基本的な部分を整理し、体系的に振り返りながら記事としてアウトプットしていきます。
実際にやってみた
手軽にSQL文を試す方法として、今回は Docker Hub を活用 し、SQLコマンドの技術検証を行います。
詳しい手順については、過去の記事でまとめていますので、こちらを参考にしてください。
データベースを作成するSQL文
CREATE DATABASE sample_db;
実行結果
mysql> CREATE DATABASE sample_db;
Query OK, 1 row affected (0.01 sec)
mysql>
解説
-
CREATE DATABASE
は新しいデータベースを作成するためのSQLコマンドです。 -
sample_db
は作成するデータベースの名前です(任意の名前を指定できます)。 - デフォルトでは、MySQLでは
utf8mb4
などの文字コードが設定されますが、明示的に指定することも可能です。
CREATE DATABASE sample_db CHARACTER SET utf8mb4 COLLATE utf8mb4_general_ci;
データベースを削除するSQL文
DROP DATABASE sample_db;
実行結果
mysql> DROP DATABASE sample_db;
Query OK, 0 rows affected (0.01 sec)
mysql>
解説
-
DROP DATABASE
は指定したデータベースを完全に削除するSQLコマンドです。 -
sample_db
は削除するデータベースの名前です。 -
注意:
DROP DATABASE
を実行すると、データベース内のすべてのテーブルやデータも削除されるため、慎重に使用してください。
DROP DATABASE IF EXISTS sample_db;
は、データベース sample_db
が存在する場合のみ削除するSQLコマンドです。
DROP DATABASE IF EXISTS sample_db;
実行結果
mysql> DROP DATABASE IF EXISTS sample_db;
Query OK, 0 rows affected (0.01 sec)
mysql>
このコマンドを使うと、sample_db
が存在しない場合でもエラーにならず処理が進みます。
補足
- データベースを作成・削除するには、適切な権限(
CREATE DATABASE
、DROP DATABASE
権限)が必要です。 - 作成したデータベースを使用する場合は、以下のコマンドで選択できます。
USE sample_db;
以上が、データベースの作成と削除に関する基本的なSQL文とその解説です!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。SQLやCRUDの処理については、ITスクールのハッカソンに参加し、実際に手を動かすことで、より実践的なスキルを身につけることができました。
データベースを設計する際は、CREATE
と DROP
の使い方を正しく理解し、適切に使い分けることが重要だと痛感しました。
今後も、このような基本的な内容を丁寧にまとめ、知識を定着させていきたいと思います!