はじめに
Linuxのコマンドはシンプルながらも非常に強力である一方、細かな記述ミスによって思わぬ結果を招くこともあります。
個人の備忘録程度の走り書きとなっておりますが、温かい目で見守っていただければ幸いです。
本記事では、初学者がつまずきやすいポイントを例に挙げて解説します。
書こうと思ったきっかけ
実際に学習の中で遭遇したコマンドの記述ミスを振り返りながら、正しい記述方法を整理しておきたいと思い、備忘録としてまとめることにしました。
cat greetings.txt | grep “world” greetings.txt について
このコマンドでは、grep
の後に再度 greetings.txt
を指定してしまっており、意味のない繰り返し指定になっています。
※また、引用符が全角(“”)になっているため、シェル上では正しく動作しません。
✅ 正しくは以下のようになります:
cat greetings.txt | grep "world"
ただし、そもそも cat
コマンドを使わずに grep
だけで目的を達成する方がよりシンプルで推奨されます:
grep "world" greetings.txt
echo "Hello,world!" > greetings.txt について
このコマンドでは、"Hello, world!" の中の半角スペースが抜けており、本来意図したメッセージと異なる出力になる可能性があります。
✅ 正しくは以下のようになります:
echo "Hello, world!" > greetings.txt
まとめ
どちらも細かい点ではありますが、実務の現場ではこうした小さなミスが意外と大きな不具合につながることがあります。
正確なコマンドの記述を心がけることが大切です。
今後も小さな気づきを大切にしながら、Linuxの習得を深めていきたいと思います!