はじめに
プログラミングやコマンドライン操作をしていると頻繁に見かける記号「~(チルダ)」。
一見すると意味が分かりにくいですが、特にUNIX系OS(LinuxやmacOSなど)ではよく使われる便利な記号です。
この記事では、チルダの基本的な意味と使い方について簡潔に紹介します。
チルダの基本的な意味
チルダ(~)は、カレントユーザーのホームディレクトリを表します。
たとえば、現在のユーザー名が user
の場合:
~ = /Users/user (macOS)
~ = /home/user (Linux)
主な使い方
1. ディレクトリの移動
cd ~
→ ホームディレクトリに移動します。
cd ~/Documents
→ ホームディレクトリ配下の Documents
に移動します。
2. ファイルのパス指定
nano ~/.zshrc
→ ホームディレクトリにある .zshrc
ファイルを編集します。
3. 他ユーザーのホームディレクトリを参照
~username
→ そのユーザーのホームディレクトリを指します(例: ~honda
)。
※一部のシステムでは無効な場合もあります。
注意点
-
~
はクォート('や")で囲むと展開されなくなる場合があります。 - スクリプトなどで使う場合には環境やシェルに依存する挙動もあるため注意が必要です。
まとめ
チルダ(~)は、ホームディレクトリを簡潔に表すための非常に便利な記号です。
コマンド操作を効率化するうえで頻繁に活用されるので、基本的な意味と使い方をしっかり押さえておくと便利です。
個人の備忘録として、基本の理解に役立てば幸いです!