はじめに
言語化能力とは、頭に浮かんだ考えや、心の中のもやもやした思いを言葉にする力を指します。この能力が高いと、自分の考えを明確に持ち、それを的確に発言・表現できるようになります。
「小さなことだから、自分が分かっていれば十分」と思いがちですが、実はどんな些細なことでも言語化することが非常に重要です。
頭の中の考えを言葉にして発信したり、相手に分かりやすく伝えることを意識して習慣づけることで、日常のコミュニケーションが大きく変わります。
そのため、私はどんな小さなことでも言語化することを意識して取り組んでいます。
この記事を書こうと思ったきっかけ
仕事に取り組む中で、当初は「パソコンや技術に集中していれば問題ない」と考えていました。
しかし実際には、コミュニケーション能力が非常に重要であることに気づきました。
特に、難しい技術を相手に伝えるためには、些細なことでも言語化し、言葉として明確にすることが欠かせません。
このスキルは、訓練や日常生活でのちょっとした意識によって鍛えることができます!
この記事では、自分への備忘録も兼ねて、「言語化」の重要性やその鍛え方について、私の考えをまとめていきます。
小さなことを言語化する
私の場合、頭の中で思考が止まらず、何を優先すべきか迷う瞬間があります。そのような漠然とした考えや思考については、まず紙とペンを使って書き出す作業をしています。
例えば、自宅の検証環境で「こんなことを試してみたい」と思ったときには、手書きでイラストを描いたり、吹き出しアイコンを使って文字を追加したりします。
また、日常生活の中で感じた些細なことについても、あえて言葉にしてみることで、抽象的なイメージを具体的に表現する練習をしています。
例えば、味噌汁を作る際には、「どの具材をどのように切り、どの順番で入れるのか」を意識的に言語化して料理をするようにしています。
正直なところ、かなり面倒だと感じることもありますが、一つ一つの行動に対して、頭の中で考えたイメージを言葉にする練習を重ねています。
言語化には、漠然とした感情や思考を明確にする力があると実感しています。
言語化する上で意識していること
エンジニアの世界では、難しい技術を相手にわかりやすく伝えるという高度なコミュニケーション能力が求められます。
そのためには、前提知識としてITスキルや技術をある程度理解した上で、それを噛み砕いてわかりやすく伝える工夫が必要です。
例えば、名前解決の仕組みについて、「IPアドレスとホスト名を関連付けるサービス」という漠然としたイメージではなく、
- どのように関連付けているのか?
- 名前解決が必要な理由は何なのか?
といった具体的な疑問を自分に問いかけ、考えるようにしています。
また、頭の中で考えても分からない場合には、インターネットや文献を活用し、理解できる範囲で情報を収集します。
このように、当たり前だと思っていることでも、自分が理解できていない部分に気づいた瞬間に「なぜ?」と問い続けることで、より深いレベルでの言語化に挑戦しています。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました!エンジニアの世界では、コミュニケーション能力や相手に伝えるスキルが想像以上に重要です。
複雑なシステムや絡み合った問題を自分の中で整理し、それを相手にわかりやすく伝えることは、決して簡単ではありません。
しかし、日常の些細な違和感や気づきを言葉にしていくことで、自分の意識や習慣を少しずつ変えることができると改めて実感しました。
参考記事
今回の記事を書くにあたり、以下の素晴らしい記事を参考にさせていただきました。さらに詳しく知りたい方は、ぜひご覧ください。